マツダCX-5改良新型、GVCプラス採用 2.5ℓターボ車/ディーゼルMT車/特別仕様車
2018.10.11
マツダCX-5の改良新型が発表! ガソリン仕様は2.5ℓターボ車、ディーゼル仕様はMT車が加わります。また、このCX-5から新G-ベクタリング・コントロールを適用。どんなクルマになったのでしょう?
もくじ
ー 2.5ℓターボ 世界初の技術
ー G-ベクタリング・コントロール・プラス
ー エクスクルーシブ・モードとは MT車も
ー 安全装備/価格/発売日は?
2.5ℓターボ 世界初の技術
マツダが、改良新型CX−5を発表した。現行型としては2度目の改良となる。ここでは4つの大きなトピックを紹介したい。
1. 新制御を採用した2.5ℓターボ
2. 新G−ベクタリング・コントロール
3. ディーゼルのMT車/特別仕様車の追加
4. 衝突回避支援ブレーキの夜間歩行者対応
SKYACTIV-Gとして日本初の2.5ℓガソリン・ターボ車となる「25T」は、世界初の新制御を採り入れたエンジンを搭載する。
・最高出力:230ps/4250rpm
・最大トルク:42.8kg-m/2000rpm
公式発表前にテストコースで試走することができたのだが、われわれがターボエンジンと聞いて思い浮かべるものと明確に異なるのは、レスポンスと加速フィールだ。
ダイナミック・プレッシャーターボという技術は、第1に低速域のターボラグをなくすために排気マニフォールドからタービンまでの排気通路にシャッターバルブを設けている。低回転域では排気経路を狭めて、排気ガスの流速とタービンの駆動力をアップし、過給能力を向上。高速域ではバルブを開き、排気ポート全体を使ってタービン効率を高める発想だ。「排気脈動の制御」に着目した世界初の技術だという。
さらに、従来の4−1集合マニフォールドを4−3−1集合へ改良。燃焼温度を低下させ、中高負荷領域で高出力と広い燃費領域を実現するクールドEGRを導入。
過給エンジンでレギュラーガソリン仕様ながらも、どこからでもスロットルの動きに反応し、高回転域の伸びと4ℓNA並みのトルクを味わえる。加速するのがクセになりそうなユニットだ。その足もとを支える制御も新しくなっている。