車体保護フィルムのエクセルフィルム、米エクスペルの公式総輸入発売元に 新営業拠点を開設

2019.07.11

こちらのマクラーレンP1。車体保護フィルム「XPEL」を施工しています。その公式総輸入発売元であるエクセルフィルムを取材。新たな拠点に加え、911 GT2 RS、BMW M6の施工例をご覧ください。

text & photo:Kouzou Ebizuka(海老塚 構造)

もくじ

PPFのトップブランド「XPEL」導入のパイオニア、エクセルフィルム
XPELが公認 唯一の公式総輸入発売元に
相模原に 営業・流通・トレーニングの新拠点
メーカーやディーラーの純正採用も 新たなるビジネスチャンス

PPFのトップブランド「XPEL」導入のパイオニア、エクセルフィルム

近年、わが国でもスーパーカーやプレミアムな価格・性能を持つクルマへのペイント・プロテクション・フィルム(PPF)の施行事例が増えている。元々はベトナム戦争の頃に軍用ヘリコプターの回転翼(ローター・ブレード)保護用に考案された技術であるPPFであるが、その後民生用に転用・進化し、自動車の塗装面を走行中の飛び石や鳥のフン、軽微なひっかき傷などから防護するアイテムとして、欧米で広く浸透した。

建築物の外装や窓の保護フィルムを扱ってきた神奈川のエクセルフィルム(代表:飛鳥田秀樹)は、自動車向けPPFの可能性に早くから着目。米国のトップブランドであるエクスペル(XPEL)の製品を2009年より正規代理店エクスペル・ジャパンとして導入、その製品およびテクノロジーの日本市場への浸透に努めてきた。

XPELが公認 唯一の公式総輸入発売元に

軽微な傷を自己修復する機能を持ちながら、非常に高い透明度と薄さを誇る「アルティメットプラス」や、ケアの困難なマット(艶消し)塗装車に対応した「ステルス」などの高機能PPFと、「DAP/デザイン・アクセス・プログラム」と呼ばれる、数万モデルに対応した車種別データ、そして独自の施工技術と設備をパッケージで提供しているエクスペル。

多くの並行輸入業者もある中、エクスペル・ジャパンではその全てを本国の方針に則って取り扱いつつ、日本の国内事情に合わせたローカライズを行ってきた。今回、エクスペルの世界戦略の一環としてエクセルフィルムが日本における唯一の公式総輸入発売元に認定されたのは、この10年間のエクスペル・ジャパンとしての貢献が認められたともいえるだろう。その新拠点をAUTOCARでは取材することができた。

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