井出有治とメガーヌ3 R.S. レーサーである前にクルマ好き(2)
公開 : 2017.11.07 18:40 更新 : 2021.03.05 21:35
井出有治さんが、昨年から乗っている「メガーヌ3 R.S.」。今回は、お気に入りの箇所を伺いました。井出さんが、日ごろラジオを聴くなんて、意外な一面も。
DCT車より扱いやすいマニュアルミッション
現在のトップクラスのレーシングドライバーである井出有治選手は、メガーヌ・ルノー・スポール(R.S.)を含めて、2台の欧州車を普段乗りに使っているという。
「もう1台も某欧州メーカーのCセグメントです。それぞれのクルマを置いている駐車場の都合もあって、仕事でサーキットに行く時やゴルフに出かける時……つまり、長距離移動でメインに使うのがメガーヌR.S.です」
「スポーツタイプとしてはトランクが大きいので、荷物を積むのにもまったく困りません。ゴルフバッグを積む時にはリアシートを倒す必要がありますが、ゴルフに行くのも、せいぜい2人までなので問題なし。
ただ、自分としては都内をちょこまか走る時も、本当はメガーヌR.S.に乗りたいんです。もう1台はデュアルクラッチなんですが、メガーヌR.S.のMTのほうがずっと扱いやすい。
このMTは半クラッチの幅がせまくて “コンッ” とつながる感じが、慣れると心地いい。それでいてまったくギクシャクしない。エンジンマウントがいいんでしょうね」
ラジオ、シートベルト お気に入りの部分
メガーヌR.S.は標準状態では凝ったオーディオやナビなども備わらないが、井出選手はそのまま使っている。
「エンジン音もいいし、運転に飽きないので、長距離でもラジオで十分(笑)。なんの変哲もないラジオなのに、音も意外に悪くない。
以前にも言いましたが、メガーヌR.S.のアシは独特の “ハリ” がありますよね。硬めではあっても、イヤな硬さやゴツゴツがまったくなくて、長距離でもまるで苦じゃない」
井出選手は最後に「この赤いシートベルトが気に入っているんです。カッコイイでしょ!」と語った。メガーヌR.S.のスミズミまで本当に気に入っている井出選手である。