長寿車ランキング　世代交代なしに10年以上続いたモデルとは　前編

公開 : 2018.02.06 19:15

長く受け継がれる車名は数あれど、世代交代なしに10年以上続いたモデルとなるとそう多くはありません。果たして最高齢記録は、どのクルマの何年か。カウントダウン形式で追っていきましょう。

ランドローバー

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「プジョー205」（1983～1998年）プジョーは老朽化した104の代替モデルとして、205の開発を1978年にスタートした。必須条件は軽く、生産が容易で、既存パーツを多く流用して開発コストを抑えられるクルマだった。

「プジョー206」（1998～2016年） 15年続いた205の後継モデルとして、1998年に登場した206は、先代を超える長寿モデルとなったのはもちろん、ラインナップの多さでも上回った。

「メルセデス・ベンツSL（R107）」（1971～1989年） R107、すなわちメルセデスの3代目SLほどタイムレスな優雅さを放つロードスターには、そうそうお目にかかれない。

「フォード・モデルT」（1908~1927年）同時代の自動車が高価な高級モデルばかりだったのに対し、モデルTはずっとベーシックで、定職を持つ人間ならほぼ誰でも、購入を考えられるクルマだった。

「フィアット・パンダ」（1980~2003年）初代のフィアット・パンダは、シトロエン2CVやルノー4に着想を得たベーシックカー。開発部門へのリクエストは、シンプルで頑丈、インテリアやパワーユニットは必要最低限というものだった。

「レンジローバー」（1970～1996年）シリーズⅡほど実用本位ではなく、万能性の高いレジャー車を求めるユーザーに狙いを定めたレンジローバーは、ランドローバーの新たな地平を切り開くモデルだった。

「フィアット126」（1972～2000年） 500の後を継ぐフィアットのエントリーモデルとして登場した126だが、この2車種は1975年まで併売された。

「ジープ・ワゴニア／グランドワゴニア」（1963～1991年）高級SUVの先駆けとなったジープ・ワゴニアは、ジープにとっては節目となる、CJ系バリエーションとパーツにもデザインや設計にも共通性のない初のモデルだった。

「フォルクスワーゲン・ジェッタ（2代目）」（1984~2013年）欧州での生産は1992年に終了したが、その前年から始まったのが中国での生産だ。北京などでは、今も2代目ジェッタがタクシーで広く使われている。

「トヨタ・センチュリー（初代）」（1967～1997年）先ごろ、最新の3代目が登場したセンチュリーは、レクサスの構想すらなかった頃にトヨタが生み出した日本の最高峰車種だ。

「プジョー404」（1960～1991年）オートカーでは、1965年に404セダンをテストし、そのロードマナーを絶賛。ピニンファリーナ・デザインを纏うこのクルマは、舗装路以外でも優れた走りを見せた。

「フォルクスワーゲン・サンタナ」（1981～2012年）中国で生産されるようになった欧州車の先駆けがサンタナ。最初のモデルの座こそシトロエンCXに譲ったが、その構造が複雑だったため、中国政府はフォルクスワーゲンと大規模な導入契約を結んだ。

「プジョー405」（1987年～継続中）欧州以上に、それ以外の世界各地で多く販売された405。成功したのはイランへの投入で、1988年に欧州COTYを獲得したピニンファリーナ・デザインのセダンが、現在でも現役だ。

「ラーダ2105」（1980~2012年）ロシアのアフトヴァスは、フィアット124ベースの2101の後継モデル開発にあたり、全面刷新ではなく2101のアップデートで済ます道を選ぶ。

「フィアット・ウーノ」（1980～2013年）欧州では1995年に販売を終了し、記憶の中のクルマとなりつつあるが、ブラジルでは4年ほど前まで生産され、市場ではいまだ現役モデルだ。

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