モータースポーツジャパン 2018 フェスティバルインお台場—今年はスバルをフィーチャー

公開 : 2018.05.02 06:10

モータースポーツ振興を目的にお台場で開催されているモータースポーツジャパンが今年も開催されました。強風の予報のため残念ながら土曜日のみの短縮開催となりましたが、メインフィーチャーとなった歴代スバル車の展示やレースカーの迫力の走り、そしてレプリカ＆クラシックカー展示など、モータースポーツ一色の一日でした。

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モータースポーツジャパン 2018 フェスティバルインお台場---今年はスバルをフィーチャー

お台場の広大な駐車場がモータースポーツのテーマパークに！　マニアだけではなく家族連れで楽しめるイベントだ。

今年のレジェンド展示はスバル。モータースポーツに縁の深い同社は今年60周年。モータースポーツ部門のSTIも創立30周年を迎える。

ダイバーシティ前の広場ではレプリカ＆ヒストリックカーの展示も行われた。

開場となる朝9時前には入場口にご覧のように長蛇の列が。ちなみにこのイベント、入場無料であるのもウレシイ。

各自動車メーカーのモータースポーツで活躍するマシンを目の前で見ることができるのがこのイベントの魅力。

パリダカを走るレーシング・カミオンのコックピットに座るというレアな体験も！　しかし運転台の位置の高いこと！

人気のトップレーシング・ドライバーとも触れ合えるチャンスも。GTドライバーとのハイタッチ会に多くのファン達が集まる。

もちろん国内メーカーだけではなく、外国車の各メイクスも自慢のレースカーそして縁のあるスポーツグレードのマシンを展示していた。

三菱のSUVの限界性能を体験できるコーナーでは、いつものパジェロではなく新型のエクリプスクロスが！

モータースポーツに関連したパーツメーカーもブースを出展。ADVANの横浜ゴムブースにはかつてのグラチャンで活躍したADVAN LOLA MF308が展示されていた。

目を惹いたのがZFのブース。F1用やラリーカー用のスペシャルパーツを展示。F1用とラリー用のダンパーの長さ・大きさの違いがスゴイ！

女性ドライバーによるレースシリーズ「KYOJO-CUP」ブース。マシンは国内のコンストラクター、ウエスト製のVITA-01のワンメイクだ。

モータージャーナリスト竹岡圭さんのラリー参戦プロジェクト「圭rally project」ブース。2018年はアルファ・ロメオ･ジュリエッタで参戦予定だ。

プロフェッショナル・ドライバーの運転で最新車種の公道での同乗試乗が体験できるふれあい試乗会も人気のコンテンツだ。

キッズカートやバイクなど、小さな子ども達も楽しめるコーナーもあり、初めて乗るであろうエンジン付の乗り物に大興奮だ。

様々なカテゴリーのレースカーを見ることができるのもこのイベントの特徴。こちらは人気のイベントK4-GP参加車両のパレードランだ。

このマシン、どう見てもグループ5の名車、ポルシェ935「モビーディック」だが、実は魔改造された軽自動車なのだ。恐るべし、K4-GP！

「世界のTOSHI」こと、PWRCチャンピオン新井敏弘選手によるスバル・インプレッサWRC98のデモランも見られた。もちろんレプリカではなく本物のWRカーである。

すさまじいタイヤスモークとスキール音！　自由自在にドリフトとドーナツターンを連発する新井選手。ゴムの灼ける臭いが目にしみる！

我が国のトップカテゴリーであるスーパーGTのマシンのデモ走行も。途中でタイヤ交換も行い、鮮やかなピットワークを魅せる！

「レジェンド･オブ･スバル」コーナーではインプレッサ22BやS201にはじまるSTIコンプリートカーの歴代モデルが一堂に会した。

この最終型スバル･レオーネは1988年のサファリラリーでのテストカーとして製作された車両。純白のボディとゴツいアニマルバーが印象的だ。

1989年10月、初代レガシィの発売に先駆けて、FIA公認10万キロ世界速度記録に挑戦した車両。19日間に渡り、実に平均速度223.345km/hで走りきり、その後10年も破られない世界記録を樹立した。

スバルがWRC（世界ラリー選手権）でトップ争いをするようになった初のマシンが初代レガシィRS。この個体はコリン･マクレーのドライブで1993年のニュージーランド・ラリーを征した実車だ。

よりコンパクトな車体にレガシィ譲りのシンメトリカルAWDコンポーネントを搭載し、WRCで快進撃を続けたインプレッサ555。この個体は1996年サンレモ・ラリーで優勝したコリン･マクレー車だ。

今年もレプリカ＆ヒストリックカー展示を開催。この車両はA/m/sのプリペアでレジェンドオブラリーに参戦しているダイハツ・シャルマンだ。

ラリーからレース、そしてサポートカーまで、様々なカテゴリーのレース車両のレプリカがズラッと並ぶ様は迫力満点だ。

ライトポッドやルーフベンチレーター、そしてホイールの冷却ベーンまで再現された、ランチア･デルタHFインテグラーレ・エボルツィオーネ。

4代目「流面形」セリカに設定された4WDターボのホモロゲーションマシン、ST165型 GT-FOUR。赤白のカラーリングはTTE監督、オベ･アンダーソンの奥方のデザインだ。

GT-FOURとしては3世代目となる6代目セリカ ST205。歌舞伎の縁取りを思わせるカストロール・カラーは今見てもカッコイイ！

カルロス・サインツがドライブした、レプソル・カラーのグループA フォード･エスコートRSコスワース。フォード× O.Zのホイールや丸型4灯仕様のヘッドライトなどディテールも凝っている。

シトロエンC4 WRC。この時代になると市販車とWRカーとはディテールがまったく異なるのでレプリカ制作も大変なはずだが、バンパー交換やエアロパーツ装着などの大技で見事に再現されている。

欧州生産の限定車であったFN2型ホンダ･シビック･タイプRユーロ。日本では泥とは無縁なイメージのホンダだが、欧州ではグループR3仕様のラリーカーも存在した。オーナーの熱意を感じる一台だ。

ワークスカラーも爽やかなBF型マツダ・ファミリアGT-Ae、いやマツダ323 4WDというべきか。やはり80年代車にはO.Zラリーレーシングが似合いすぎる！

ラリー車だけではなくレースカーもレプリカ。KP47型トヨタ・パブリカ・スターレットはADVANカラーのマイナーツーリングレースカー仕様。ゼッケン24番は1980年に萩原光選手がドライブした。

R32型ニッサン・スカイラインGT-Rは星野一義選手が駆るグループAツーリングのカルソニック・スカイライン。インパルのセンターロック・ホイールやタイヤのボリューム感、車高など雰囲気バツグンだ。

東大×ホンダ学園の学生ヒストリックラリー参戦プロジェクト「Team夢双」。TE27カローラ、スバルff-1のラリー車の横にあるのはレストア中のトライアンフ・スピットファイア Mk IVかな？

両フェンダーのウイングランプにフロントのアニマルバーがサファリ仕様であることを物語るスバル・レオーネ。1986年にマイク･カークランドがドライブしたグループAの実物である。

こちらはヒストリックカーの展示スペース。旧くて珍しくて濃くて欲しくなるクルマたちが今年も集まっていた（あくまでも個人の意見です）。

ワークスタイプのエアロミラーやバンパーガードがラリーテイストのランチア･デルタHFインテグラーレ16V。

ラリー界に革命を起こした「ビッグクワトロ」ことアウディ･クーペクワトロ。レアなクルマだがコンディション抜群の個体が3台もエントリーしていた。

当日展示されたクラシックカーの中で大賞に選ばれた1972年型フォード・マスタング・マッハI 351CJ。いや、「ムスタング」というべきか。

いすゞ・ピアッツァ・イルムシャーというだけでも珍しいが、赤いボディカラーはなかなか見ませんね〜。ジェミニやアスカのイルムシャーでも採用されたボディ同色のフルホイールキャップがイイ！

A73型初代三菱ランサーがなんと3台も！　しかも全部ラリー仕様！　手前の1台はジョギンダ・シンがドライブしたサファリ仕様を細密に再現していた。

三菱コルト1000Fは'60年代にサザンクロス・ラリーに参戦した、三菱のラリーの原点ともいえる一台。しかし、リアサイド・ウィンドウの開き方には驚いた！

'80年代のトヨタ・カローラ店の店頭にタイムスリップしたのかと錯覚させる一角。ブラックマスクのセリカにダブルエックス、カローラFXやセダンGTもノーマルでイイ感じ！

やはり根強い人気を誇る歴代の日産スカイライン。今回はケンメリが多めだったが、個人的にはヨンメリ（4ドアのケンメリ）が気になった。

素晴らしい状態にフルレストアされた昭和36年プリンス･スカイライン・デラックス。スカイラインを名乗ったクルマの初代モデルである。

1938年（昭和13年）製というから、実に80年も前のダットサン 17型フェートン。初代ダットサンの最終型にあたるモデルで、内装などは戦時型として簡素化されている。

レプリカ展示でも今回のテーマ「レジェンド･オブ･スバル」に合わせてスバル車が広場の真ん中に並べられた。手前のGC8インプレッサはなんと左ハンドル仕様だった。

「レジェンド･オブ･スバル」だからというワケではないだろうが、会場内の献血コーナーの赤十字の車両もスバルだった。

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