メルセデス・ベンツGLC　詳細データテスト　必要十分な走り　見栄えも実用性も良好　ひと味足りない

公開 : 2023.09.23 20:25　　更新 : 2023.10.24 20:41

メルセデスの稼ぎ頭となったGLCの2代目はキープコンセプトながら、ハイブリッド化で動力性能も効率も向上するなど要所を改善。不満も際立つところも少ない優等生ですが、AMGライン仕様の英国での乗り心地は要改善です。

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先代にあたるGLKは、英国には正規導入されなかった。

グリルをよく見ると、小さなスリーポインテッドスターが並んでいる。中央には、大きなエンブレムとストレーキが据え付けられる。 MAX EDLESTON

リアバンパーのテールパイプ風造形はダミー。クロームパーツは全グレードに標準装備で、控えめなボディカラーにも華やかさを足してくれる。 MAX EDLESTON

マルチスポークの20インチホイールは、AMGライン・プレミアムプラスの専用アイテムで、タイヤはコンチネンタル。19インチでサイドウォールが厚い仕様のほうが実用的ではある。 MAX EDLESTON

サイドステップは、ドライビングポジションが低いGLCにはほぼ必要がない。しかし、空力パーツとしても機能し、クラストップレベルの低ドラッグに寄与する。 MAX EDLESTON

フロントシートは、可動域がかなり大きいが、ドライビングポジションはじつに乗用車的。このあたりは好き嫌いがはっきり分かれるだろう。 MAX EDLESTON

後席レッグルームは、旧型からさほど改善されていないが、リアシートは全体的に快適で、パノラミックルーフを装備してもヘッドルームは十分だ。 MAX EDLESTON

荷室の前後長は980〜1870mm、幅は1180〜1260mm、高さは420～730mm。床下にも多少のスペースがあり、パワーテールゲートを装備する。後席は完全にフラットに倒せるわけではないが、ほぼ平らになる。容量は競合車を上回る。 MAX EDLESTON

ブルメスター製サウンドシステムは、最上位のAMGライン・プレミアムプラスに標準装備。スピーカーカバーは芸術的だ。 MAX EDLESTON

多機能ステアリングホイールは、以前より改善されたが、それでもしたい操作を見つけにくい。 MAX EDLESTON

アンビエントライトはGLCの強みで、インテリアに遊び心を加えてくれる。調整はタッチ画面で行える。 MAX EDLESTON

カテゴリー１位：BMW X3 xドライブ30e Mスポーツ

カテゴリー２位：ランドローバー・ディスカバリースポーツP250ダイナミックHSE

カテゴリー３位：アウディQ5 45 TFSI クワトロ・スポーツ

カテゴリー４位：メルセデス・ベンツGLC300 4マチックAMGライン・プレミアムプラス MAX EDLESTON

カテゴリー５位：ジェネシスGV70 2.5TラグジュアリーAWD

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