増加つづく新車販売 2023年は年間も前年超えまで回復
公開 : 2024.01.09 06:05
2024年も前年超え継続なるか 不安要素は?
12月期の新車販売の動きについて業界団体の関係者は、「前年12月期の新車販売台数が34万4364台と低調だったこともあり、本年12月期は前年同月比5.4%増を達成した。」
「ただし、登録車が前年同月比で2桁の伸びを継続しているのに対して、軽自動車はダイハツの出荷停止もあって、前年実績を割っている」と指摘。
一方で2023年度に関しては「新型コロナウイルスの感染拡大からの回復、そして部品の供給不足の緩和による生産調整の縮小もあり、2023年度は5年ぶりに前年実績超えを果たした」と解説した。
今後の展開については、「新車の需要は新型車を中心に堅調。ただし、2024年はコロナ禍による低迷から脱した“リバウンド消費”が一巡し、次第に停滞色が強まるという見方もあり、新車販売も予断を許さないところ。
ダイハツの出荷停止がいつまで続くかも、とくに軽自動車のカテゴリーにおいては懸念材料。物価高騰や実質賃金のマイナス、国民負担率の上昇なども、販売の面でマイナス要素」と示唆した。