VW 新型EV発売延期の報道を否定 「ID.2」は予定通り2026年導入へ

公開 : 2024.01.09 18:25

・フォルクスワーゲンは新型EV「ID.2」の発売延期報道を否定。
・排ガス規制ユーロ7緩和の影響は限定的か?
・当初の計画通り、2025年に発表後、2026年から販売開始。

ユーロ7の影響は限定的?

ドイツの自動車メーカーであるフォルクスワーゲンは、新型「ID.2」の市場投入を遅らせたという一部報道を否定し、2025年の発表に向け準備中だと述べた。

先週、欧州を中心に、フォルクスワーゲンがID.2の発売を延期したと広く報じられた。次期排ガス規制ユーロ7が緩和されたことで、ポロのような同価格帯の内燃エンジン車の販売を継続できるようになったからだ。

フォルクスワーゲンID.2は当初の計画通り2026年から販売開始されるという。
フォルクスワーゲンID.2は当初の計画通り2026年から販売開始されるという。    フォルクスワーゲン

しかし現在、同社はID.2を2025年に発表し、2026年に生産開始予定であることを明らかにしている。これは、コンセプトモデルのID.2allの発表時から説明されていたスケジュールと変わらない。

技術開発責任者であるカイ・グリューニッツ氏は、「ID.2allを2026年に延期したという噂がありましたが、それは事実ではありません。今も同じスケジュールでID.2allの開発に取り組んでいます」と述べた。

フォルクスワーゲンは36か月でID.2を開発する計画だ。ID.2は、ポロに近いサイズの小型EVハッチバックで、2万5000ユーロ(約395万円)以下での発売を目指す。キャビンの物理スイッチを増やすなど、内装の使い勝手を重視しているという。

記事に関わった人々

  • 執筆

    マーク・ティショー

    Mark Tisshaw

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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