レクサスLM極まる 2000万円の車両価格に1000万円の課金 さらに豪華 後席の住人をもてなすカスタム

公開 : 2024.01.12 17:50

・レクサスLM 追加1000万円でカスタム
・外装は大きくいじらず
・内装の豪華さをトムスが極める

レクサスのショーファー トムスがカスタム

東京オートサロンのトムスのブースで、ひときわ目をひいたのが日本で発表された間もないレクサスLMをベースにカスタマイズした「レクサスLMショーファースタディ」だ。

そのコンセプトは「不易流行」。トヨタにはセンチュリーというショーファーカーがあるが、レクサスでショーファーカーを作るなら、とトムスが手がけたモデルだ。

レクサスLMショーファースタディ
レクサスLMショーファースタディ

つまり、レクサスが考える新しいショーファーカーのカタチを、トムスがさらにアレンジしたというわけだ。

ベース車のレクサスLMもミニバン・スタイルながら2列目をセパレートの豪華なシートにしたモデルだが、トムスではよりカスタマイズしている。

とはいえ、外観ではエアロパーツなどは装着されていない。ボディを独特のバイカラーにペイントし、タイヤとホイール、ブレーキを交換しているだけだ。

それはつまり、このクルマはリアシートに座るオーナーのためのものであり、リアシートの快適性を重視してタイヤなどは交換しているものの、エクステリアはいじる必要がないということだろう。

車両価格2000万円のレクサスLMに1000万円

インテリアでは、セパレートの豪華なシートは専用の本革に張り替えられている。

ルーフコンソールも組子をが用いられたり、エアコンの吹き出し口には檜を使用するなど、和テイストでゴージャスに仕上げられている。

レクサスLMショーファースタディの後部座席
レクサスLMショーファースタディの後部座席

また、ボディの遮音材は増やされており、ただでさえ静かなLMの室内空間は、より一層静寂さを増しているという。

このレクサスLMショーファースタディ、コンプリートカーでの販売も、また車両を持ち込んでのカスタマイズも、どちらにも対応してくれる。

カスタマイズにかかる費用は、800万円〜1000万円。もちろん、今回の展示車両とは違った色や素材などをオーダーすることも可能だ。

今回が初公開だが、既に問い合わせは何人か来ているという。車両価格2000万円のレクサスLMに、さらにコストをかけて自分だけのショーファーカーをカスタマイズするオーナーは、いったいどんな人たちなのだろうか。

記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影

    篠原政明

    Masaaki Shinohara

    1958年生まれ。某自動車雑誌出版社をめでたく? 卒業し、フリーランスのライター&エディターに。この業界に永くいるおかげで、現在は消滅したものを含めて、日本に導入されている全ブランドのクルマに乗ってきた……はず。クルマ以外の乗りものもけっこう好きで、飛行機や鉄道、さらには軍事モノにも興味があるらしい。RJC会員。

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