生半可な「マイチェン」じゃない トヨタGRヤリス 試作車へ英国試乗 随所を強化し280ps

公開 : 2024.01.15 19:05

素晴らしい高性能マシンが一層磨き込まれた

想像以上のオーダー数で、トヨタの予想を良い意味で裏切った、GRヤリス。高級車を複数台持っているカーマニアが、普段の足として選ぶことも多いとか。

従来から価格は少々お高めで、フォードフィエスタ STのように、誰しもが手を出せるモデルとはいえないだろう。開発・製造コストが、小さくないことは理解できる。だが、収益性も期待以上のようだ。

トヨタGRヤリス(マイナーチェンジ版プロトタイプ/欧州仕様)
トヨタGRヤリス(マイナーチェンジ版プロトタイプ/欧州仕様)

マイナーチェンジ後の生産開始は、2024年4月からが予定されている。6月には、英国でも買えるようになる。既に前期型のGRヤリスをオーダーしている人は、納車を延期して、切り替えることも可能らしい。

英国価格は3月に発表されるそうだが、俯瞰して整理すると、値上げされる可能性もゼロではない。社内の経理部門を誤魔化してでも、避けて欲しいところではある。いずれにしても、素晴らしい高性能マシンが、一層磨き込まれたことは間違いなさそうだ。

トヨタGRヤリス・プロトタイプのスペック

英国価格:未定
全長:−mm
全幅:−mm
全高:−mm
最高速度:233km/h(予想)
0-100km/h加速:5.1秒(予想)
燃費:13.9km/L(予想)
CO2排出量:185g/km(予想)
車両重量:1280kg
パワートレイン:直列3気筒1618cc ターボチャージャー
使用燃料:ガソリン
最高出力:280ps/6500rpm
最大トルク:39.7kg-m/3250rpm
ギアボックス:6速マニュアル(四輪駆動)

記事に関わった人々

  • 執筆

    マット・プライヤー

    Matt Prior

    英国編集部エディター・アト・ラージ
  • 翻訳

    中嶋健治

    Kenji Nakajima

    1976年生まれ。地方私立大学の広報室を担当後、重度のクルマ好きが高じて脱サラ。フリーの翻訳家としてAUTOCAR JAPANの海外記事を担当することに。目下の夢は、トリノやサンタアガタ、モデナをレンタカーで気ままに探訪すること。おっちょこちょいが泣き所。

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