SUV+ソフトトップ ディフェンダーの「6人乗り」コンバーチブル仕様が生産開始

公開 : 2024.01.19 06:05

・ランドローバーのディフェンダー90をベースとするカスタム車が生産開始。
・イエローボディに電動式ソフトトップを搭載。車内はなんと6人乗り。
・オランダのコーチビルダーによる5台限定の特注車。

オランダのコーチビルダーによる限定生産車

オランダのコーチビルダーであるヘリテージ・カスタムズ(Heritage Customs)社は、ランドローバーディフェンダー90をべースとするコンバーチブル仕様の生産を開始した。

「ヴァリアンス・コンバーチブル」という名で販売され、2列6人乗りのシートレイアウト、鍛造ホイール、特注のレザートリム、スポーツシートなど、内外装ともに大きく変更されている。

ディフェンダー90をベースとする「ヴァリアンス・コンバーチブル」
ディフェンダー90をベースとする「ヴァリアンス・コンバーチブル」    ヘリテージ・カスタムズ社

ボディカラーはサンビーム・イエローで、ロールケージやボンネットプレート、サイドエアベントなどがブラックで仕上げられる。ハンドメイドのファブリックトップを備え、電動開閉式となっている。

インテリアでは、ブラックのキルティングシート、アルミニウムパネルが採用され、助手席が前列中央に追加される。また、ボディカラーに合わせたイエローのステッチも施される。

ヴァリアンス・コンバーチブルは5台のみの限定生産で、価格は10万ポンド(約1800万円)を超える。そのうちの約5万8000ポンドがコンバージョンの作業代で、残りはベース車の価格だ。パワートレインの改造は含まれておらず、工場出荷時の仕様のままとなる。

ヘリテージ・カスタムズ社の共同経営者であるニールス・ファン・ロワ氏は、「ディフェンダー90のボディスタイルと、ソフトトップを備えた先代モデルの歴史を取り入れている」と語った。

オランダ人デザイナーのファン・ロワ氏はこれまでに、ロールス・ロイスレイスをベースにしたシューティングブレークや、ステーションワゴンボディのテスラモデルSなど複数のコーチビルド車を発表している。

ヘリテージ・カスタムズ社によると、新たなコンバーチブルモデルも開発中で、年内に公開予定だという。

記事に関わった人々

  • 執筆

    ジャック・ウォリック

    Jack Warrick

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    平成4年生まれ愛知在住。幼少期から乗り物好き。住宅営業や記事編集者といった職を経て、フリーランスとして自動車メディアで記事を書くことに。「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。

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