アウディの7人乗りSUV 新型Q7、表情一新 2026年発売か
公開 : 2024.01.25 06:05
・アウディの大型SUV、Q7がフルモデルチェンジを控えている。
・フロントエンドに新デザイン採用、大胆な表情へ。室内も拡大か。
・さらに大型の「Q9」も計画中? 今後のSUVラインナップに期待。
大胆なフロントフェイスに
ドイツの自動車メーカーであるアウディは、第3世代となる新型Q7を開発中だ。そのプロトタイプが欧州で目撃され、新しいデザインが明らかになった。
7人乗りの大型SUVで、発売は2026年初頭と予想され、内燃エンジンを搭載する最後の世代となる。アウディは2033年にエンジン車を廃止し、その後EVのみを販売する計画だ。
デザイン面では、新しい八角形グリル、上下分割式LEDヘッドライト、クラムシェルボンネットなど、現行型Q7と大きく異なるフロントフェイスが特徴的だ。リアエンドやルーフ形状を見る限り、室内空間の広さを重視していると思われるが、ボディサイズの違いはまだ明らかではない。
プラットフォームは現行のMLBの改良版を採用する見込みで、効率性を高めたプラグインハイブリッドなど新しいパワートレインに対応するだろう。
フォルクスワーゲン・パサートなどで採用される中型のMQBプラットフォームは、最新版で19.7kWhバッテリーを搭載できるようになり、PHEVモデルで最長100kmのEV走行を実現している。
新型Q7のパワートレインに関する公式情報は、「まったく新しいエンジンファミリー」を搭載するということ以外は、まだ伏せられたままだ。
しかし、マイルドハイブリッドのガソリンおよびディーゼルエンジンが引き続き用意され、最上位のSQ7にはV8ツインターボが搭載される可能性もある。
インテリアでは、新型Q6 eトロンのような新しいレイアウトを採用するはずだ。曲面パネルにインストゥルメント・ディスプレイとインフォテインメントを統合し、ARヘッドアップディスプレイや助手席用タッチスクリーンも用意されるだろう。
さらに大型の「Q9」も登場?
Q7はアウディのSUVラインナップで最大のモデルだが、より大型の「Q9」が新型Q7とほぼ同時期に登場する見込みである。
アウディはQ9の存在を公式には認めていないが、BMW X7やメルセデス・ベンツGLSといったライバルが人気を博していることから、導入の可能性は十分に考えられる。
最近、オーストラリアの自動車メディア『Carsales.com.au』の取材に応じたアウディのオーストラリア部門責任者、ジェフ・マネリング氏は、「他のブランドが参入しているセグメントに当社は入っていません。今後2年の動きに注目してください」と2025年末までの発売をほのめかした。
また、Q7やQ8よりも大きい新型SUVの名称として、「Q9」が妥当であることも認めた。