「顧客を見捨てない」 ルノーはなぜルーテシアにこだわるのか EV化せず新型へ
公開 : 2024.01.25 06:25
編集部視点:クリオの維持は良識的な判断
ルノー・クリオは、かつては間違いなく最も競争の激しいセグメントの中心に位置していた。しかし、家族向けで比較的手頃な価格の、ガソリンエンジン搭載の小型車というのは、もはや時代遅れのアウトサイダーのように感じられるようになってきた。
では、クリオをEVやクロスオーバーとして再発明する時が来たのだろうか? 幸いなことに、そうはならない。
ルノーは伝統的なモデルのEV化に必ずしも躊躇わないが、クリオは、ルノーの兄弟ブランドであるダチア(シンプルで低価格のルーマニア企業)よりももう少しプレミアム志向を求める顧客にとって、費用対効果の高いエンジン車の砦であり続けるだろう。
変化の多い時代において、クリオは過渡期の自動車購入者に歓迎される選択肢となるだろう。
(英国編集部ジェームズ・アットウッド記者)
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