アルファ・ロメオ 走り重視のSUV、新型ミラノ プロトタイプ公開

公開 : 2024.01.26 06:25

・アルファロメオが新型SUV「ミラノ」のプロトタイプを公開。
・ミト以来のBセグメント車で、同社初の量産型EVとなる。
・ハンドリングを重視した設計。マイルドハイブリッドも設定。

ミト以来のBセグメント車

イタリアの自動車メーカーであるアルファ・ロメオは、新型SUVのミラノのプロトタイプを公開した。4月10日に正式発表される予定だ。

新型ミラノは欧州BセグメントのSUVで、ハンドリングを重視しているという。アルファ・ロメオは「クラス最高のドライビング・ダイナミクス」を目標に掲げ、「ハイレベルのグリップで高速コーナリングを実現する」と述べている。

アルファ・ロメオ・ミラノのプロトタイプ
アルファ・ロメオ・ミラノのプロトタイプ    アルファ・ロメオ

また、開発に携わるエンジニアチームは、過去にスポーツカーの4Cや8C、セダンのジュリア、高性能SUVのステルヴィオ・クアドリフォリオを開発していたという。

パワートレインの詳細は明らかではないが、マイルドハイブリッドとEVが用意される予定だ。EV版では54kWhのバッテリーを使用し、航続距離は約250マイルになると予想されている。

ミラノはアルファ・ロメオ初の量産型EVであり、2018年に生産終了したミト以来のBセグメント車となる。

ミラノ(Milano)という車名は、1980年代にアルファ・ロメオ75の北米仕様に使われていたものであり、今回は「アルファ・ロメオのルーツと新型車のつながり」を強調するために選ばれたという。

ボディサイズは全長約4.1m、全幅約1.8mで、ジープアベンジャーボルボEX30と同クラスである。親会社ステランティスのE-CMPプラットフォームを採用し、ポーランド工場で生産される。

EV版は2基の電気モーターを搭載する四輪駆動となる。オフロードの走破性というよりは、アルファ・ロメオらしいハンドリング特性を重視したものだ。

価格についても4月に明らかになる見込みだが、4万ポンド(約750万円)前後からになりそうだ。

記事に関わった人々

  • 執筆

    フェリックス・ペイジ

    Felix Page

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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