BYDシール 詳細データテスト 低速の快適性は要改善 高速域の長距離移動は快適 ハンドリング良好
公開 : 2024.02.03 20:25 更新 : 2024.02.12 17:55
使い勝手 ★★★★★☆☆☆☆☆
インフォテインメント
対角線で15.6インチと巨大なディスプレイで、しかも回転機構が備わるというのはアイキャッチだ。またカーソルをクリックしたりスワイプしたりすれば、画面の解像度とレスポンスがすばらしいことに気づくだろう。
とはいえ、このインターフェースを使いはじめてみると、とくに走行中に、構造の複雑さと、有効に使える面積の小ささに、苛立たずにはいられなくなる。結果として、頻繁に使う機能が、メニューの深い階層に埋もれてしまうのだ。
ナビゲーションシステムはわかりやすいが、渋滞回避性能は低い。Apple CarPlayとAndroid Autoに対応するが、どちらもワイヤレス接続ができない。CarPlayは車載機能に組み込まれるのではなく、そのすべてを支配的に操作でき、画面回転機能のキャンセル操作も可能だ。
分割表示はできるが、車載ナビとSpotifyのハーフ&ハーフのみだ
オーディオはダイナウディオ製。フォルクスワーゲン・トゥアレグのオプションに選ばれたこともある、デンマークの名門だ。実際、シール用システムは温かみとクリアさのある、じつに心地いいオーディオだった。
燈火類
スペック表ではアダプティブLEDヘッドライト搭載となっているが、その実体は自動ハイビームであり、もっと複雑な機能の、いわゆるマトリクスLEDではない。
ステアリングとペダル
ペダルもステアリングホイールも、きわめて一般的な配置。アジャスト量は十分にある。