BYDシール 詳細データテスト 低速の快適性は要改善 高速域の長距離移動は快適 ハンドリング良好

公開 : 2024.02.03 20:25  更新 : 2024.02.12 17:55

スペック

レイアウト

基本構造はアット3ドルフィンと同じe-プラットフォームのファミリーにおける上級版で、後輪駆動ベース。フロントに非同期モーターを1基追加した4WD仕様も設定する。

サスペンションは、下位モデルのストラットに対し、フロントはダブルウィッシュボーン、リアはマルチリンクとなる。リアシングルモーター仕様であるテスト車、その前後重量配分は47:53だった。

パワーユニット

基本構造はe-プラットフォームの上級版で、サスペンションはダブルウィッシュボーン/マルチリンク。後輪駆動ベースで、フロントに非同期モーターを1基追加した4WD仕様も設定する。 リアシングルモーターのテスト車は、前後重量配分47:53だった。
基本構造はe-プラットフォームの上級版で、サスペンションはダブルウィッシュボーン/マルチリンク。後輪駆動ベースで、フロントに非同期モーターを1基追加した4WD仕様も設定する。 リアシングルモーターのテスト車は、前後重量配分47:53だった。

駆動方式:リア横置き後輪駆動
形式:永久磁石同期式電動機
駆動用バッテリー:空冷リチウムイオン(リン酸鉄リチウム)・420V・82.5kWh(グロス値/ネット値)
最高出力:312ps/-rpm
最大トルク:36.6kg-m/-rpm
最大エネルギー回生性能:125kW
許容回転数:-rpm
馬力荷重比:152ps/t
トルク荷重比:17.8kg-m/t

ボディ/シャシー

全長:4800mm
ホイールベース:2920mm
オーバーハング(前):885mm
オーバーハング(後):995mm

全幅(ミラー含む):2180mm
全幅(両ドア開き):3730mm

全高:1460mm
全高:(トランクリッド開き):1760mm

足元長さ(前):最大1130mm
足元長さ(後):840mm
座面~天井(前):最大1045mm
座面~天井(後):930mm

積載容量:前53L・後400L

構造:スティールモノコック
車両重量:2055kg(公称値)/2116kg(実測値)
抗力係数:0.22
ホイール前・後:19インチ
タイヤ前・後:235/45 R19 99V XL
コンチネンタル・エココンタクト6Q
スペアタイヤ:なし(パンク修理剤)

変速機

形式:1速リダクションギア
ギア比
リダクション比:- 
1000rpm時車速:-
113km/h/129km/h時モーター回転数:-rpm/-rpm

電力消費率

AUTOCAR実測値:消費率
総平均:5.5km/kWh
ツーリング:-km/kWh
動力性能計測時:-km/kWh

メーカー公表値:消費率
低速(市街地):7.2km/kWh
中速(郊外):-km/kWh
高速(高速道路):-km/kWh
超高速:-km/kWh
混合:6.1km/kWh

公称航続距離:570km
テスト時航続距離:449km
CO2排出量:0g/km

サスペンション

前:ダブルウィッシュボーン/コイルスプリング、スタビライザー
後:マルチリンク/コイルスプリング、スタビライザー

ステアリング

形式:電動機械式、ラック&ピニオ
ロック・トゥ・ロック:2.5回転
最小回転直径:11.4m

ブレーキ

前:-mm通気冷却式ディスク
後:-mm通気冷却式ディスク
制御装置:ABS
ハンドブレーキ:電動式・センターコンソールにスイッチ配置

静粛性

アイドリング:-dBA
全開走行時(145km/h):72dBA
48km/h走行時:58dBA
80km/h走行時:65dBA
113km/h走行時:68dBA

安全装備

LKA/ISA/後方クロストラフィックアラート/死角モニタリング/センターエアバッグ
Euro N CAP:5つ星
乗員保護性能:成人89%/子供87%
交通弱者保護性能:82%
安全補助装置性能:76%

発進加速

テスト条件:湿潤・滑りやすい路面/気温3℃
0-30マイル/時(48km/h):2.6秒
0-40(64):3.5秒
0-50(80):4.5秒
0-60(97):5.8秒
0-70(113):7.3秒
0-80(129):9.1秒
0-90(145):11.2秒
0-100(161):13.7秒
0-110(177):16.8秒
0-402m発進加速:14.3秒(到達速度:164.3km/h)
0-1000m発進加速:26.0秒(到達速度:188.9km/h)

ライバルの発進加速

ライバルの発進加速
ヒョンデ・アイオニック6 RWDアルティメット(2023年)
テスト条件:湿潤路面/気温12℃
0-30マイル/時(48km/h):3.2秒
0-40(64):4.2秒
0-50(80):5.6秒
0-60(97):7.2秒
0-70(113):9.3秒
0-80(129):11.8秒
0-90(145):15.1秒
0-100(161):19.5秒
0-110(177):25.2秒
0-402m発進加速:15.8秒(到達速度:147.4km/h)
0-1000m発進加速:28.6秒(到達速度:184.3km/h)

キックダウン加速

20-40mph(32-64km/h):1.8秒

30-50(48-80):1.9秒

40-60(64-97):2.3秒

50-70(80-113):2.8秒

60-80(97-129):3.3秒

70-90(113-145):3.9秒

80-100(129-161):4.7秒

90-110(145-177):5.6秒

制動距離

テスト条件:湿潤・滑りやすい路面/気温3℃
30-0マイル/時(48km/h):9.0m
50-0マイル/時(80km/h):25.2m
70-0マイル/時(113km/h):51.4m
60-0マイル/時(97km/h)制動時間:2.73秒

ライバルの制動距離

ヒョンデ・アイオニック6 RWDアルティメット(2023年)
テスト条件:湿潤路面/気温12℃
30-0マイル/時(48km/h):12.0m
50-0マイル/時(80km/h):31.2m
70-0マイル/時(113km/h):60.1m

記事に関わった人々

  • 執筆

    マット・ソーンダース

    Matt Saunders

    英国編集部ロードテスト・エディター
  • 執筆

    イリヤ・バプラート

    Illya Verpraet

    英国編集部ライター
  • 撮影

    ジャック・ハリソン

    JACK HARRISON

    英国編集部フォトグラファー
  • 翻訳

    関耕一郎

    Kouichiro Seki

    1975年生まれ。20世紀末から自動車誌編集に携わり「AUTOCAR JAPAN」にも参加。その後はスポーツ/サブカルチャー/グルメ/美容など節操なく執筆や編集を経験するも結局は自動車ライターに落ち着く。目下の悩みは、折り込みチラシやファミレスのメニューにも無意識で誤植を探してしまう職業病。至福の空間は、いいクルマの運転席と台所と釣り場。

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