VW最強ハッチバック 「ゴルフR」改良新型、330馬力超? 今夏発表へ

公開 : 2024.01.30 06:25

・高性能モデル「ゴルフR」の改良新型は今年半ばに公開へ。
・インテリアを刷新、使い勝手向上図る。R専用ホイールなど装備か。
・2.0L 4気筒がさらにパワーアップ? 330ps以上も実現可能。

内外装を一新 エンジンも強化?

ドイツの自動車メーカーであるフォルクスワーゲンは1月27日、スポーツモデルの改良新型ゴルフRのプロトタイプを欧州で公開した。

ゴルフ・シリーズの頂点に立つ四輪駆動の高性能モデルであり、標準車の改良に続いて2024年半ばに正式発表される予定だ。

オーストリアの氷上レースに登場したフォルクスワーゲン・ゴルフRのプロトタイプ
オーストリアの氷上レースに登場したフォルクスワーゲン・ゴルフRのプロトタイプ    フォルクスワーゲン

ゴルフRのプロトタイプは「ゴルフ50周年」を記念したブルーのカモフラージュをまとい、オーストリアの氷上でドリフトを披露した。

標準車と同様、エクステリアに大きな変更点はないが、新しい車載システムや物理ボタンの導入、上質な内装材など、インテリアの改良に力を入れている。

詳細は明らかではないが、照明付きロゴや新世代のLEDマトリックス・ヘッドライト、Rバッジ付きアルミホイールなどが採用されるはずだ。

2.0L 4気筒エンジンを引き続き使用するが、最高出力は現在の320psより若干アップする可能性が高い。参考までに、昨年初めに発売された特別仕様車ゴルフR 333では最高出力333psを発生し、0-100km/h加速は4.6秒となっている。

ゴルフRのガソリンモデルはこれが最終世代となる見込みで、R部門は2030年までにEVに移行する。

今回プロトタイプとして公開されたのはハッチバックのみだが、ステーションワゴンのゴルフRヴァリアントも登場する予定だ。

フォルクスワーゲンの高性能モデルを手掛けるR部門責任者のラインホルト・イヴェンツ氏は、「フォルクスワーゲンRは、フォルクスワーゲンのプレミアム・パフォーマンス・ブランドであり、20年以上にわたってスポーティさとダイナミックなパフォーマンスを支えてきました。この夏に初披露されるゴルフRが待ち遠しい」と語った。

記事に関わった人々

  • 執筆

    フェリックス・ペイジ

    Felix Page

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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