ラ フェラーリのサーキット・バージョンが来年デビュー
公開 : 2014.11.25 22:50 更新 : 2017.06.01 02:11
ラ フェラーリのサーキット・バージョンは、2015年のデビューに向けて、現在テストの最中である。このモデルは、XXとネーミングされ、パワー・アップおよびエアロダイナミクスのアップグレードが行われたモデルだ。
パワー・アップとは言え、関係筋は現行のラ フェラーリの963psのパワーをこれ以上あげるのはほぼ不可能に近いとしており、そのパワーは大体同じかそれを少し上回る程度としている。
ニュルブルクリンクで最初に目撃されたこのサーキット・バージョンは、スライド式のプラスティック・ウインドーとペイントされていないボディを見ることができた。今回、フィオラノのテスト・コースでキャッチされたサーキット・バージョンは、スプリット・タイプのリア・スポイラーが採用さえているのが、ニュルブルクリンクで見られたサーキット・バージョンとの大きな違いだ。また、フロントのスピリッターも新しいデザインとなっている。
われわれのスパイ・カメラマンによれば、ニュルブルクリンクをおおよそ6分35秒で周回していたというから、その実力は推して知るべしだ。
このモデルは、フェラーリのスポーティング・アクティビティのボスであるアントネッラ・コレッタによってその存在は確かめられている。オーストラリアのプレスとの会話の中で、コレッタはこの新しいXXが来年1月、あるいは2月にデビューする予定だと話していた。
ネーミングのXXは、エンツォをベースとしたFXX、そして599GTOフィオラノをベースとした599XXに次ぐサーキット専用モデルである。
フェラーリは、このXXについて、サーキットを中心に考えたセッティングにすることに全力を挙げているようだ。コレッタによれば、サスペンション、エアロダイナミクス、電子システムなどの見直しが行われているという。また、タイヤはスリック・タイヤがセットされることとなる。
特定のパラメータ、つまりサーキットにおいては、そのパフォーマンスは飛躍的に向上しているといい、それは非常にチャレンジングなものであるとも語っている。