ミニ新型エースマン 全長4.0m、全幅1.7mのEV専用クロスオーバー 4月発表

公開 : 2024.02.01 06:25

編集部の視点:エースマンは成功するか?

BMWが24年前にミニをブランドとして復活させて以来、ハッチバック(3ドア、5ドア)は大ヒットしているが、他のモデルは振るわなかった。カントリーマンはすっかり定着したが、クラブマン、ロードスター、ペースマンといったモデルは人気を得られなかった。では、エースマンは成功するのだろうか?

ひとまず、見通しは明るい。クロスオーバーでありながら、現代の基準からすると比較的コンパクトで、真のミニのエスプリが少しだけ感じられる。

エースマンには「JCW」仕様も導入予定だ。(編集部作成予想イメージCG)
エースマンには「JCW」仕様も導入予定だ。(編集部作成予想イメージCG)    AUTOCAR

電動クロスオーバークラスは、アベンジャーEX30といった強力な競合車に牽引され、過熱しつつある。ミニの伝統とスタイルは助けになるだろうが、歴史が示すように、必ずしも成功の保証にはならない。しかし、エースマンがこれらの強みを生かしつつ、競争力のある価格で強力なドライビング・ダイナミクスを実現できれば、すぐに魅力的な競合車となるはずだ。期待している。

(AUTOCAR英国編集部ジェームズ・アットウッド)

記事に関わった人々

  • 執筆

    チャーリー・マーティン

    Charlie Martin

    英国編集部ビジネス担当記者。英ウィンチェスター大学で歴史を学び、20世紀の欧州におけるモビリティを専門に研究していた。2022年にAUTOCARに参加。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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