キャンプは「オンライン」でどう変わる? カロッツェリアがジャパン・キャンピングカーショー2024に
公開 : 2024.02.03 16:15
パイオニアが推し進める「クルマのオンライン化」。通信できるサイバーナビや楽ナビが、アウトドア・シーンをどのように変えるか体験してきました。
「サイバーナビ」でデリカをオンライン化!
ジャパン・キャンピングカーショー2024が幕張メッセで2月5日(月)まで開催中。初日となる2月2日(金)に「カロッツェリア」ブースを訪れてみた。
キャンピングカーを販売するビルダーのブースがずらりと並ぶ中でカー用品メーカーのブースは少数派ではあるが、カロッツェリアが展開するラインナップはキャンピングカーとの親和性抜群。
クルマであちらこちらへと出かけ、クルマにも宿泊する、そんなオートキャンパーたちに高性能なカーナビ、高音質なカーオーディオは欠かせない存在だ。
ブース内で注目となっていたのは2台のデモカー。
1台は「デリカD:5」、もう1台は「ハイエース」だ。
車内でゲーム・YouTubeを思う存分
デリカD:5のシステムでメインユニットとなるのは「サイバーナビ」。
カロッツェリアカーナビのフラッグシップで、このクルマには9型HDディスプレイや通信機能を標準搭載したAVIC-CQ912III-DCを装着。純正位置にスマートにインストールされている。
カロッツェリア独自のスマートループを活用したスーパールート探索は最新の渋滞データとサーバに蓄積されたデータを組み合わせて“高精度な渋滞回避ルートガイド”を実現。また、最新の地図を使い続けられる自動地図更新も備えている。
一方エンタメ機能では一般的なAVソースのほかに、スマホを用いずにYouTubeの視聴ができるストリーミング再生や、車内に持ち込んだスマホやタブレット、ゲーム機などの通信機能が定額使い放題となる車載Wi-Fiも利用できる。
そしてナビで再生した映像を後席でも快適に楽しめるモニターのラインナップも豊富。
前席背面に装着するプライベートモニターや天井吊り下げのフリップダウンモニターなどを用意している。
オンライン化で休日の過ごし方を広げるカロッツエリアらしい提案だ。
ハイエースに9型フローティング「楽ナビ」
ハイエースのシステムでメインユニットとして据えられていたのは「楽ナビ」。
スタンダードシリーズに位置づけられてはいるものの昨年のフルモデルチェンジで大幅な進化を遂げ、通信機能を標準搭載(一部機種を除く)した。
しかもこのクルマに装着されていたのは9型HDディスプレイ搭載の「AVIC-RF920-DC」。ハイエースのカーナビ装着スペースは2DINサイズのため本来は7型までのモデルしか装着できないのだが、本体とディスプレイがアームで接続される“フローティングスタイル”とすることで純正にない大画面を実現している。
もちろん通信を標準化した恩恵は大きく、通常使用する「お出かけ検索」ではネット検索のように好みのワードを入れてサーバ上のデータを取得でき、地図の自動更新も行える。ガソリンの最新価格や駐車場の満空情報も確認OKだ。