メルセデス・ベンツCLAシューティング・ブレークを公開
公開 : 2014.11.26 22:50 更新 : 2017.06.01 02:11
メルセデス・ベンツは、CLAシューティング・ブレークを公開した。このCLAシューティング・ブレークは、FWDアーキテクチャーをベースにした一連のシリーズの最後を飾るモデルでもある。
オーダーは英国では来年1月から受付の開始が行なわれ、ファースト・デリバリーは3月が予定されている。
このコンパクトなエステート・モデルは、CLSシューティング・ブレークともそのデザインにおいては密接な関係性を発見することができるものだが、より大きなブート・スペースが特徴だ。ドラマティックなカーブを描くテール・ゲートとルーフの輪郭にもかかわらず、4.6mという全長を持つCLAシューティング・ブレークは、リア・シートを起こした状態でCLAサルーンよりも25ℓ大きい495ℓ、そしてリア・シートを折り畳めば1,354ℓというブート・スペースが出現する。
アウディA3やBMW 1シリーズをベースとした大胆なエステート・モデルが存在しないこともあって、この小さなエステート市場で、メルセデスは独占的な地位を得ることとなるだろう。しかし、コンパクトSUV市場では、この2社に後れを取っているのも事実ではあるが……。
CLAシューティング・ブレークの価格設定やモデル・レンジなどはCLAサルーンと酷似していると伝えられる。トリム・レベルは、スポーツ、AMGスポーツ、エンジニアード・バイAMG、そしてAMGの4つのモデル。これにオレンジ・アートと呼ばれるスペシャル・エディションが存在する。
エンジンは、2つのディーゼルと4つのガソリンがラウンチ時には設定される。最も効率的なのはCLA200CDIで、101g/kmのCO2排出量と25.6km/ℓの燃費を持つ。CLA200CDI 4マティックと、CLA220CDI 4マティックは、来年9月に追加設定される予定だ。
当初4WDモデルは、CLA250 4マティックのみで、それもエンジニアード・バイAMGのトリムにのみ設定されることとなる。
装備としては、エレクトリック・テールゲートが標準で、オプションとして用意されるロード・コンパートメント・パッケージには、ロック可能なブート・フロアと、アルミニウム製のロード・レールが装備される。
トップ・モデルとなるCLA45 AMGシューティング・ブレークには、360ps、45.9kg-mのパワー、トルクを持つ2.0ℓ4気筒ターボが搭載される。そのパフォーマンスは、0-100km/h加速が4.7秒。最高速はリミッターの効く250km/hだ。
このCLAシューティング・ブレークの正式発表は3月のジュネーブ・モーターショーで、価格は£25,000(462万円)から。CLA45 AMGは£43,000(800万円)前後になろう。