名車リバイバル 成功と失敗 ハマー、ブロンコ、Tバード… 新型の評価は?

公開 : 2024.02.24 18:05

シボレーカマロ – リバイバル

2002年、多くの人はカマロの長い歴史が終わったと考えていた。しかし、2006年のコンセプトモデル公開と、それに続く2007年の映画『トランスフォーマー』出演を経て、ついに2010年に新型カマロが発売された。

オリジナルのポニーカーの精神とデザインを保ちつつ、現代的な性能、技術、デザイン要素を取り入れ、ノスタルジーと最新トレンドをセンス良く融合させた。カマロの復活は間違いなく成功であり、「ワールド・カー・デザイン・オブ・ザ・イヤー」などの受賞歴も輝かしい。今後も、EVとなるであろうカマロの活躍に期待したい。

シボレー・カマロ - リバイバル
シボレー・カマロ – リバイバル

ダッジ・チャレンジャー

1970年代の典型的なポニーカーの1つであるダッジ・チャレンジャーは、クライスラーEプラットフォームをベースとし、主要コンポーネントをプリマス・バラクーダと共通化している。象徴的な440シックスパックや426ヘミなど、パワフルなV8エンジンを搭載していることで知られる。

ポニーカーとしては競合車よりも大きく、またデラックスなモデルであった。豪華装備と豊かなエンジン・ラインナップという、マッスルカー全盛期に求められるすべてを備えていた。

ダッジ・チャレンジャー
ダッジ・チャレンジャー

ダッジ・チャレンジャー – リバイバル

ダッジは2008年、マッスルカー人気の再上昇と、フォードマスタングやシボレー・カマロといった競合相手に対応するため、新型チャレンジャーを発表した。1970年のダッジ・チャレンジャーR/Tにインスパイアされたデザインが特徴だ。

エンジンはV6からパワフルなヘミV8まで幅広い。オリジナルに匹敵、あるいはそれを凌ぐパフォーマンスを実現し、マッスルカー愛好家にとって現代的でありながらノスタルジックな選択肢となっている。これは間違いなく成功作である。

ダッジ・チャレンジャー - リバイバル
ダッジ・チャレンジャー – リバイバル

ダッジ・ダート

1959年から1976年まで販売されたダートシリーズ。当初はフルサイズ、次にミドルサイズ、そして最終的にはモパーAボディ・プラットフォームをベースとするコンパクトカーが登場した。ダッジ・ダートは、実用的な「スラント・シックス」のコミューターからパワフルなV8マッスルカーまで、その幅広い構成で瞬く間に人気を博した。

ダッジ・チャージャーが独立したモデルになる1年前には、ダッジ・ダート・チャージャーGTのような特別な高性能モデルまで発売された。さまざまな市場セグメントに対応する多彩なラインナップで、ダートは60年代から70年代にかけて一世を風靡した。

ダッジ・ダート
ダッジ・ダート

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR UK

    Autocar UK

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の英国版。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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