名車リバイバル 成功と失敗 ハマー、ブロンコ、Tバード… 新型の評価は?

公開 : 2024.02.24 18:05

ジープグラディエーター – リバイバル

新型グラディエーターは、2018年に第4世代ジープ・ラングラーのプラットフォームをベースにしたミドルサイズ・ピックアップトラックとして登場した。オリジナルが備えていた高い地上高とオフロード性能はそのままに、豪華なインテリアやインフォテインメント・システムなど、現代的な設備を整えている。

また、ジープ初の4ドア・トラックであり、初のコンバーチブルトラックでもある。新型グラディエーターは、ジープファンの間で賛否両論を巻き起こした。現代的な進化を評価する人もいれば、オリジナルのシンプルなデザインを好み、高い価格設定に尻込みする人もいる。しかし、機能性と性能の点では、オリジナルの後継にふさわしい。

ジープ・グラディエーター - リバイバル
ジープ・グラディエーター – リバイバル

マーキュリー・マローダー

1963年の半ばに登場した初代マーキュリー・マローダーは、2ドアまたは4ドアのフルサイズモデルである。ノッチバックのリアルーフラインは、逆傾斜の「ブリーズウェイ(Breezeway)」デザインとは対照的だ。S-55にはバケットシートのようなスポーティな装備も含まれている。

マーキュリーにおいて、マローダーの名は高性能モデルを連想させるもので、オリジナルはストックカーレースに最適化されていた。また、「スーパー・マローダー」と呼ばれるパワフルなV8エンジンも搭載している。

マーキュリー・マローダー
マーキュリー・マローダー

マーキュリー・マローダー – リバイバル

2003年、歴史あるフォード・パンサー・プラットフォームをベースに復活したマローダーは、マーキュリーが北米市場に導入した最後の後輪駆動車となった。4.6L V8エンジンは最高出力302psを発生し、シャシーの強化、ヘビーデューティなブレーキとサスペンション・コンポーネント、18インチ5本スポークホイール、アルミ仕上げのメーターを備えたユニークなインテリアなどが採用された。

性能と装備の面では、マローダーは間違いなくオリジナルに匹敵した。しかし、販売面ではまったく追いつけなかった。わずか1万1052台しか販売されず、今となっては希少な逸品である。果たして成功作なのか失敗作なのか、それは誰に尋ねるかによる……。

マーキュリー・マローダー - リバイバル
マーキュリー・マローダー – リバイバル

ポンティアックGTO

GTOは常にルールブレイカーだった。ポンティアックはGMのエンジン排気量ポリシーに反し、ミドルクラス車に6.4Lの大排気量V8を搭載するという博打に出た。幸いなことに、GTOはマッスルカー時代の象徴となり、GMのレース禁止令の後、ストリート・パフォーマンス用として大々的に宣伝された。

名高いフェラーリ250 GTOに影響され、「グラン・ツーリスモ・オモロガート」の頭文字をネームプレートに冠した。1964年から1974年にかけて、特に若い世代を中心に大成功を収めた。

ポンティアックGTO
ポンティアックGTO

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR UK

    Autocar UK

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の英国版。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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