2023年 欧州の車種別販売台数トップ10 首位はテスラ・モデルY、価格と性能面で支持

公開 : 2024.02.19 06:05

5. プジョー208:19万3679台、前年比6%減

プジョーのBセグメント・ハッチバック、208は2022年の欧州ベストセラー車だったが、残念ながら2023年はトップに届かなかった。とはいえ、ガソリン車とバッテリーEV(e-208)のパワートレインを選べるなど、検討に値するコンパクトカーであることに変わりはない。加えて、ルックスの評価も高い。

5. プジョー208:19万3679台、前年比6%減
5. プジョー208:19万3679台、前年比6%減

6. オペル/ヴォグゾールコルサ:18万8154台、前年比15%増

ドイツなど欧州大陸ではオペル、英国ではヴォグゾールから販売されるコルサは、プジョー208の廉価版兄弟車として旺盛な需要を誇る。年内に改良新型が発売され、両ブランドの特徴である「ヴァイザー」デザインのフロントエンド採用、バッテリーEV(コルサ・エレクトリック)の航続距離の延長が予定される。

6. オペル/ヴォグゾール・コルサ:18万8154台、前年比15%増
6. オペル/ヴォグゾール・コルサ:18万8154台、前年比15%増

7. フォルクスワーゲン・ゴルフ:18万3716台、前年比4%増

欧州で長年愛されてきたCセグメント・ハッチバックのフォルクスワーゲン・ゴルフだが、年を追うごとに徐々に順位を下げている。しかし、今でも優れたオールラウンダーであることに変わりはなく、今年は内外装デザインを刷新した改良新型が発売される予定だ。

7. フォルクスワーゲン・ゴルフ:18万3716台、前年比4%増
7. フォルクスワーゲン・ゴルフ:18万3716台、前年比4%増

8. トヨタヤリスクロス:17万6285台販売、前年比29%増

ヤリスクロスが欧州でヒットしている理由は簡単だ。比較的手頃な価格であるだけでなく、「トヨタ製」の揺るぎない信頼性に裏打ちされている。ハイブリッド・パワートレインも優秀で、アクセルワークに注意すれば平均燃費25km/lも容易く達成できる。

8. トヨタ・ヤリスクロス:17万6285台販売、前年比29%増
8. トヨタ・ヤリスクロス:17万6285台販売、前年比29%増

9. フィアット500:17万3187台、前年比3%減

フィアット500ほど認知度の高いコンパクトカーはあるだろうか。現行型は2007年から販売されており、すぐに姿を消すことはないだろう。最近では、バッテリー容量が最大44kWhの新世代EVが追加された。しかし、今でも圧倒的に人気があるのはガソリン車で、販売台数のうち10万8943台を占めている。

9. フィアット500:17万3187台、前年比3%減
9. フィアット500:17万3187台、前年比3%減

10. スコダ・オクタヴィア:16万662台、前年比43%増

チェコのスコダが販売するCセグメント・ハッチバックのオクタヴィアは、当初おとなしい成績を見せていたが、年後半の好調でトップ10入りを果たした。さらに、今年後半には改良が実施され、パワフルなvRSモデル、新しいインフォテインメント・システム、サステイナブルな内装材が導入される予定だ。

10. スコダ・オクタヴィア:16万662台、前年比43%増
10. スコダ・オクタヴィア:16万662台、前年比43%増

記事に関わった人々

  • 執筆

    ジャック・ウォリック

    Jack Warrick

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

関連テーマ

おすすめ記事

 

人気記事