2024年版 ここまで進化した! 現代最強SUV 10選 海外の辛口評論家が選ぶ「ベスト」とは
公開 : 2024.03.02 18:05
9. スコダ・カロック
長所:荷室の使いやすさ、実用性、競争力のある価格
短所:古臭いキャビン、柔軟性に欠けるディーゼルエンジン、高速道路での不安定な乗り心地
最も優れた点:日常的な汎用性
SUVを購入する際、実用性を求める人は多い。市販のSUVにはさまざまな形やサイズがあるため、安いモデルでも十分期待に応えてくれる。
フォルクスワーゲン・グループ傘下のチェコのスコダが販売するカロックは、汎用性に優れた実用車として人気を博している。2017年の登場以来、コンパクトSUVクラスの隠れた名車の1つであり、シンプルかつ柔軟な室内空間は、ライバル車を遠く引き離している。
例えば、後部座席は取り外し可能であり、5人乗りの乗用車から中型バン並みの積載能力を持つクルマに変身させることができる。後部座席のピクニックテーブルなど、古典的だが便利な装備も揃っている。
頼もしい四輪駆動モデルやディーゼルエンジンのほか、経済的な1.0L TSIガソリンエンジンも選択できる。
10. トヨタ・ランドクルーザー
長所:頼れるオフロード性能、広い室内空間、シンプルな4気筒ディーゼル
短所:快適性は高くない、舗装路ではライバル車に劣る、価格の割にインテリアが簡素
最も優れた点:タフネスと信頼性
トヨタ・ランドクルーザーは、歴史的にオーストラリアのアウトバック(人口の少ない乾燥地帯)のような過酷な地域で選ばれてきた。昔ながらのボディ・オン・フレーム構造で、あらゆる観点から世界に名を残すオフローダーだ。トレーラーの牽引、渡河能力、そして人を寄せ付けない大地を低レシオでひたすら走破することに対して、非常に高い評価を得ている。
欧州ではスチールホイールを履いたベーシックな商用車仕様が驚くほど手頃な価格で販売されている。3ドアの乗用車仕様はそれほど高価ではなく、5ドアの最上級グレードには快適装備と最大7人乗りのシートが用意されている。
エアサスペンションやレザーシートも指定できるのだが、アウディやメルセデス・ベンツのモノコックSUVのような乗り心地やハンドリングを期待してはいけない。高速道路での洗練性はそれほど高くないが、オフロードでは別格の存在であり、機械の信頼性と壊れにくさ、頑丈さには定評がある。競合他社も嫉妬していることだろう。
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