斬新すぎて日本は207台だけ! ルノー・アヴァンタイム 欠品が維持の悩み UK版中古車ガイド(1)
公開 : 2024.03.16 17:45
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ルノー・アヴァンタイムの3.0L V6エンジン、プリビレッジ・グレードを15年間所有しているのが、ジョニー・エセックス氏。「2008年にロンドンで目にし、なんて素晴らしいクルマなんだと感動したんです。それが、購入したきっかけです」
「エセックス州からケント州まで、通勤に使ってきました。低速域では僅かにタイヤから振動が伝わりますが、素晴らしい高速クルーザーですよ。ATの方が、クルマの個性には合っていると思います」
「走行距離は10万kmを超えたところ。点火コイルとスターターモーターの故障、ハンドブレーキ・ケーブルの伸び、燃料タンク上部からのガソリン漏れなどを解決してきました。定番といえる不具合のようです」
「今はアヴァンタイム・オーナーズクラブの管理人の1人で、英国に存在する96%のアヴァンタイムを把握しています。どのオーナーも大切に乗っていて、英国で販売されたボディカラーをすべてコレクションしている人もいるんですよ」
「自分のクルマでも、アヴァンタイムを見る度に笑顔になってしまいます。ガソリンスタンドでは、わざわざ近寄ってきて褒めてくれる人もいるほどです」
英国で掘り出し物を発見
ルノー・アヴァンタイム・ダイナミック 2.0(英国仕様)
登録:2003年式 走行:21万7400km 価格:4500ポンド(約85万円)
モナコブルーとシルバーのツートーンが魅力的。走行距離は長いものの、しっかり整備されてきた1台だ。フルレザーのインテリアは、新調したばかりとのこと。
ホイールはパウダーコーティングし直され、ボディは部分的に再塗装されている。タイミングベルトも、6000kmほど前に交換済み。これまでの整備記録もひと通り揃っている。現在残っている不調は、CDチェンジャーとエアコンだという。
ルノー・アヴァンタイム・ダイナミック 2.0(英国仕様)
登録:2003年式 走行:12万8200km 価格:3950ポンド(約75万円)
お手頃価格の、2.0Lエンジンを積んだアヴァンタイム。塗装やホイールのコンディションは良好だという。走行距離は年式としては短めといえるが、オリジナルのキーと整備記録が残っておらず、改ざんされた可能性もゼロではない。
ただし、タイミングベルトは最近交換され、写真も残っている。ハーフレザーの内装も状態は悪くなさそう。フロントガラスにヒビがあり、交換が必要とのこと。
この続きは、ルノー・アヴァンタイム UK版中古車ガイド(2)にて。