2024年版 これが現代ファミリーカーだ! 快適な中型SUV 10選 世界で支持される万能車

公開 : 2024.03.17 18:05

4. ボルボXC60

長所:控えめながら洗練されたデザイン、充実した安全装備
短所:曖昧なハンドリング、鈍重なオートマチック・トランスミッション

2017年に登場したXC60は、今やボルボのラインナップの中で最古参の1つとなってしまったが、魅力的なスタイルはそのまま変わらない。2022年の改良では、大きくアップグレードされた。

4. ボルボXC60
4. ボルボXC60

走りはオーソドックスだが、快適で使いやすく、ファミリーカーとしておすすめできる点がたくさんある。パワートレインは全車電動化し、「B」シリーズでは48Vマイルドハイブリッドを搭載している。PHEV仕様の「T6リチャージ」および「T8リチャージ」では18.8kWhのバッテリーを搭載し、60km以上の電気航続距離を持つ。

スタイリッシュで落ち着いた雰囲気のSUVをお探しなら、XC60がおすすめだ。

5. BMW X3

長所:優れたエンジン、運転しやすい、高級感のあるインテリア
短所:標準装備が物足りない、燃費は良くない、7人乗りのオプションがない

BMWが本格的にSUVを作り始めるまで、ハンドリングの良いミドルクラスSUVにはなかなか出会えなかった。X3は魅力的な走りを見せてくれる。

5. BMW X3
5. BMW X3

エントリーモデルのディーゼルはやや洗練性に欠けるが、上位の「M40d」および「M40i」は力強くなめらかだ。オール・エレクトリックのiX3、PHEV仕様の「xドライブ30e」、最高出力510psを誇るX3 Mなど、バリエーションは非常に豊かである。

ほとんどの人にとって最適なのは従来の4気筒ガソリンとディーゼルだが、3.0L直列6気筒ディーゼルを搭載する「xドライブ30d」は、快適性と燃費において他の追随を許さない。ただ、どのモデルを選んでもステアリングは正確で、ドアハンドルと区別の付かない他車よりずっと幸せになれる。

インテリアはBMWらしい高級感ある作り。近年流行りのタッチ中心のレウアウトではなく、BMWの「iドライブ」など物理コントロールが多く残されている。古典的だが使いやすい。

一部のモデルでは標準装備が物足りないが、他の部分は他車よりおおむね優秀で、トランクも十分に広い。残念ながら7人乗りのオプションはないが、ファミリーカーとしての満足度は高い。

6. スコダ・コディアック

長所:7人乗りのオプションがある、コストパフォーマンス、エンジンが優秀
短所:電動パワートレインがない、3列目シートにISOFIXがない、落ち着きに欠ける乗り心地

フォルクスワーゲン・グループ傘下のスコダの主力モデルであるコディアックは、発売から年数が経っているものの、さまざまな観点からコストパフォーマンスに優れた1台である。

6. スコダ・コディアック
6. スコダ・コディアック

インテリアには高級感のある素材が使われており、予想されるほど安っぽくはない。室内空間の広さは抜群で、エントリーグレードを除く全車で7人乗りとなっている。

ハンドリングも良く、軽快感と安定感を併せ持ち、実際よりも小さいクルマを運転しているような感覚がある。

ガソリンエンジンとディーゼルエンジンは低燃費で経済性に優れるが、現行型には電動パワートレインの設定がない。今年発売予定の最新世代では、やっとPHEV仕様が導入される。

高性能モデルのコディアックvRSもあるが、現在搭載されているガソリンエンジンでは力不足で、キャラクターに合っていない。

記事に関わった人々

  • 執筆

    イリヤ・バプラート

    Illya Verpraet

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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