2024年版 これが現代ファミリーカーだ! 快適な中型SUV 10選 世界で支持される万能車
公開 : 2024.03.17 18:05
7. ジャガーFペイス
長所:広い室内空間、優れたインフォテインメント・システム、魅力的な走り
短所:PHEV仕様の効率性は高くない、高価
Fペイスはジャガー初のSUVとして2016年に登場した。優れたハンドリングと広い室内空間、魅力的な外観を持ち、同社のベストセラーに君臨していた(最近は小型のEペイスに抜かれている)。
2021年の改良では、インテリアの大部分が作り直された。モダンで上品な印象になり、素材の質感も優れている。以前のインフォテインメント・システムは不便だったが、使いやすい「Pivi Pro」に変更された。
パワートレインとしては、4気筒のガソリンおよびディーゼル、直6マイルドハイブリッドなど充実している。また、PHEV仕様の「P400e」は、最新モデルでは19.2kWhのバッテリーを搭載し、電気航続距離65kmを実現している。ただ、同クラスのライバルに比べると見劣りしてしまう数値だ。
直6ガソリンの「P400」も素晴らしいが、いかんせん燃費が悪いので、ディーゼルの「D300」が依然としておすすめである。マイルドハイブリッド付きの4気筒ディーゼルは、ドライバビリティと洗練度が高い。
V8を積む「SVR」は、高性能SUVとして見事なパフォーマンスを見せてくれる。しかし、その豪快さと引き換えに、経済性の低さを受け入れなければならない。
8. アウディQ5
長所:優れたエンジン、スマートなインテリア
短所:スタイリングは普遍的、鈍重なハンドリング、多すぎるオプション
アウディQ5のようなオールラウンダーは、欠点を挙げるのが難しい。やや無機質なハンドリングが走りの魅力を削いでしまっているが、多くの販売地域でアウディのベストセラーとなっていることから、人気を妨げることはなさそうだ。
高価ではあるが、実用性は高く、優れた乗り心地と質感を誇る。もう少しスタイルを重視したいという人向けに、クーペスタイルのQ5スポーツバックも用意されている。
2020年の改良では広範囲にわたって変更が加えられており、マイルドハイブリッドや新しいインフォテインメント・システムが導入されたほか、フロントグリルのデザインも刷新された。
売れ筋の「40 TDI」は、快適性、力強さ、運転しやすさを兼ね備えている。2.0Lガソリン「45 TFSI」もパンチの効いたモデルだ。4気筒以上を求めるなら、V6ディーゼルのSQ5のみとなる。
PHEV仕様の「50 TFSIe」は、2.0L 4気筒ターボガソリンと電気モーターで最高出力300ps弱を発生し、特にスムーズな走りを見せる。しかし、電気航続距離は63km程度と、最新のPHEVと比較すると寂しいものがある。
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