情報量多すぎ! 外国人が輸入車レンタカーを痛車にラッピングして日本半周ドライブ 5756km走破!

公開 : 2024.03.05 17:45

日本は美しくて友人たちはとても親切だった

日本で印象に残ったクルマはありましたか?

「それは軽自動車ですね。外国人にとっては全く新しい未知の世界のクルマです。

かつて日本のメーカーも中国でいくつかの軽自動車(ハイゼット「華利」/スズキのアルト「奥拓」/ワゴンR「北斗星」など)を発売しましたが、中国の道路環境に合わせて排気量が大きい四気筒エンジンに置き換わりました」

外国人がレンタカーを痛車にラッピングして日本半周ドライブ
外国人がレンタカーを痛車にラッピングして日本半周ドライブ    加藤博人

「外国人は軽自動車の性能を意識していないと思いますが、去年5月に初めて軽自動車を運転して北米や中国でよく見かける車種との違いが良くわかりました。軽は確かに日本の生活にとてもよく合う車種ですね」

長距離をクルマで移動されて日本の印象はいかがですか?

「日本は美しくて友好的な国という印象を受けました。実際に日本に来るまでは確かにとても不安でした。不幸な歴史もありましたし、海外のマスコミでも、中国人に対して友好的でないこともよく見ました。

実際に日本に来てみると、それらの不安は余計なものだと分かりました。多くの日本人とても親切で友好的です」

「何度も日本を訪れた経験の中で、さまざまな人たちと出会いましたが、年齢、性別を問わず、自分との交流に努めてくれました。日本人の皆さんはとても優しくて親切でした。それにはとても感動しました。

日本のデザイナーさん、痛車ショップさん、そして痛車オーナーの皆さんの協力がなければ、今回の痛車を作ることは絶対できなかったでしょう。外国人として、多くの日本の友人の協力を得られたことは、本当に感謝以外に何も言うことはないです」

とくに印象的だった場所は、沼津・奈良・長崎

日本半周ドライブでどのような都市を訪れましたか?

「10月28日にレンタカーを受け取り、東京/御殿場/沼津/栃木/諏訪湖/名古屋/鈴鹿/奈良/大阪/京都/和歌山/鳥取/島根/下関/北九州/佐賀/長崎/広島/豊田などを訪れて、12月4日にレンタカーを返却しました。

総走行距離は5756kmでした。この期間に栃木県足利市で開催された痛車イベントに出展し、ジャパンモビリティショーも見に行けました。今回の旅のきっかけとなったバンドリ12TH LIVEなどにも参加できました」

外国人がレンタカーを痛車にラッピングして日本半周ドライブ
外国人がレンタカーを痛車にラッピングして日本半周ドライブ    Dr.Lippisch

「費用はボルボV60レンタカー代が15万円、痛車施工費用(印刷+施工+剥がす)が同じく15万円(御殿場K-CONCEPT DESIGNで施工。費用はシートの種類や面積などによって異なります)です。

相場よりかなり安くやってもらいました。あとは高速道路料金が6万5000円で、宿泊が約8万円、食費が約10万円です。宿泊は首都圏では友人の家に泊めてもらうことが多かったので助かりました。首都圏以外はネットカフェやビジネスホテルを利用しました」

訪れた場所で印象的だったところは?

沼津

アニメ「ラブライブ!サンシャイン!」の聖地、ロケ地です。自分がラブライバーでなかったとしても、沼津は素晴らしい観光地であることが分かりました。落ち着いた小城、美しい駿河湾、日本一の富士山を眺めながら新鮮な海産物を頂く…すべてがすばらしいです。沼津に来てから、浮き浮きしていた心が一気に落ち着いた気がします。

奈良

奈良公園には本当にたくさんのシカがいますね。ここまで身近にたくさんのシカと触れ合える場所は世界中探してもここくらいでは? 機会があればまた奈良公園にいってシカと交流できるようになりたいと思います(笑)

長崎

長崎にはこれまであまり縁がなかったですが本当に美しい場所でした。友人の案内で長崎の漁港にいったり稲佐山の夜景を観光したり、トルコライスとちゃんぽんを食べに行ったりしました。とてもおいしかったです。

記事に関わった人々

  • 執筆

    加藤久美子

    Kumiko Kato

    「クルマで悲しい目にあった人の声を伝えたい」という思いから、盗難/詐欺/横領/交通事故など物騒なテーマの執筆が近年は急増中。自動車メディア以外ではFRIDAY他週刊誌にも多数寄稿。現在の愛車は27万km走行、1998年登録のアルファ・ロメオ916スパイダー。クルマ英才教育を施してきた息子がおなかにいる時からの愛車で思い出が多すぎて手放せないのが悩み。
  • 編集

    AUTOCAR JAPAN

    Autocar Japan

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の日本版。

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