スパイダーでPHEVのスーパーカー マクラーレン新時代 アルトゥーラMY25発表でオープンモデル追加
公開 : 2024.03.05 07:05
多彩なドライビング・モード
新型アルトゥーラ・スパイダーは、すべてにおいて野心的な目標を達成するために設計/開発された。とくに重点を置いたのが、ドライバーとの一体感/パフォーマンス/アジリティ/洗練性/効率性/上質さだという。
さらには、わずか11秒で開閉する電動式リトラクタブル・ハードトップによって、コンバーチブルならではのエクスペリエンスを満喫でき、再設計されたエグゾーストシステムも含めスーパーカーの刺激的な高揚感を味わえるという魅力が加わっている。
Eモード/コンフォート/スポーツ/トラックという4つの多彩なドライビング・モードが、それぞれ新型アルトゥーラ・スパイダーのポテンシャルを発揮する。
マクラーレン・オートモーティブ APAC・中国担当 マネージング・ディレクター ポール・ハリス
「新しいアルトゥーラ・スパイダーは、マクラーレンの先駆的なエンジニアリングの粋を結集させ、これまでで最も魅力的なハイパフォーマンス・ハイブリッドとして誕生しました。
コッツウォルズのなだらかな丘陵地帯をクルージングするときも、ビクトリア州のグレート・オーシャン・ロードのカーブを駆け抜けるときも、ひとたびアルトゥーラ・スパイダーのルーフをオープンにすれば、ドライバーとパッセンジャーの双方にとってエキサイティングなオープンエアの環境とダイレクトにつながる刺激がドライビングエンゲージメントを高め、まさに最高の体験となるでしょう。
またアルトゥーラ・スパイダーのEモードによる、まるでステルスのような静寂は、市街地を楽しむ際には、心強いパートナーとなるはずです。もちろんサーキットでは妥協することのない、純粋なスーパーカーのパフォーマンスと圧倒的な爽快感をご提供します」
超軽量、信じられないほどの走り
新型アルトゥーラ・スパイダーは、最軽量の乾燥重量が1457kg、DIN車両重量が1560kgで、アルトゥーラ・クーペからの重量増加は62kgに留まる。そのため、新型スパイダーはコンバーチブルの競合モデルに大差をつけて最軽量で、そのアドバンテージは最大83kgにも及ぶとしている。
さらに重要なのは、ハイパフォーマンス・ハイブリッド・パワートレインの最高出力700psと組み合わせると、最軽量の乾燥重量におけるパワーウェイトレシオが480ps/tに達する点です。そのためアルトゥーラ・スパイダーは、スーパーカーが誇るハイパフォーマンスのあらゆる側面を最適化する完璧な条件が整っているといえるとマクラーレンは語る。
エンジンをミッドマウントする後輪駆動というシャシー・レイアウトを最大限に生かしたこともそのひとつとなっている。
アルトゥーラのコアは、マクラーレン・カーボン・ライトウェイト・アーキテクチャー(MCLA)という安全なプラットフォームで構成されるため、固定ルーフを排除しても剛性がまったく損なわれず、スパイダーとクーペの重量差62kgの大半は、電動式リトラクタブル・ハードトップ(RHT)の作動メカニズムによるものだという。
MCLAには、コアを成すカーボン・ファイバー製モノコックだけでなく、アルミニウム製の衝突吸収ストラクチャーと、ハイブリッド・パワートレインを搭載するリア・ストラクチャーも組み込まれており、またMCLAには革新的なイーサネット・エレクトリカル・アーキテクチャーも組み込まれており、これによってケーブルが25%減少し、その分の重量が削減された。
エレクトリカル・アーキテクチャーは、新型スパイダーの開発過程で最適化が進み、データ容量と転送速度が増加した。