2024年版 平凡な毎日を変えてくれる最高のオープンカー 10選 風との一体感を楽しめる「相棒」

公開 : 2024.04.06 18:05

自然を肌で感じながら走ることができるオープンカー。運転の楽しさ、実用性、快適性などさまざまな観点から特に優れた10台を紹介。肩の力を抜いて毎日付き合えるクルマをピックアップした。

風と共に走ろう 自然を肌で感じるオープンカー

運転する楽しさ、使い勝手の良さ、快適性などさまざまな観点から特に優れたオープンカー(カブリオレ、コンバーチブル)を10台紹介する。

意外にも、現行モデルのオープンカーは数多く存在する。バリエーションも幅広く、スポーツカー、小型車、グランドツアラー、ミドエンジン・スーパーカーなどなど、選択肢には事欠かない。

走行性能、実用性、快適性など特に優れた10台のオープンカーを紹介する。
走行性能、実用性、快適性など特に優れた10台のオープンカーを紹介する。

ここで紹介する10台は、価格も仕様もさまざまだが、どれも「毎日使える」という点で共通している。つまり、ハードコアなサーキット専用車や、どちらかというとタルガトップに近いハイパーカーなどは除外した。

いずれにしても、オープンカーは平凡な移動を味わい深いひとときに変えてくれる。人によっては、オープンカーの開放感は「バイクに近い」と表現することもある。

まだオープンカーを体験したことがないのなら、ぜひ体験してほしい。この10台のチョイスには筆者(英国人)の好みもかなり含まれているが、オープンカーの世界を味わうには最高の選択肢である。

1. マツダMX-5(ロードスター)

長所:手頃な価格、使い勝手がよい、カスタムしやすい、運転が最高に楽しい
短所:2人で乗るには少々窮屈、荷物を載せるスペースも限られている

マツダMX-5(日本名:ロードスター)が世界で一番売れているオープンカーであるのには理由がある。初代モデルが登場してから約35年、日本生まれのコンパクトな2シーターとして、ドライビングの楽しさを手頃な価格で提供し続けてきた。手軽にルーフを下ろし、風を楽しむことができる。

1. マツダMX-5(日本名:ロードスター)
1. マツダMX-5(日本名:ロードスター)

フロントエンジン・リアドライブ(FR)という伝統的な駆動方式も大きな魅力である。1989年の初代モデルとほぼ変わらないボディサイズと約1000kgという車重もあり、軽快かつ馴染みやすいハンドリングを実現している。これほどしなやかで、ちょうどいいサイズ感を持つ「ドライバーズカー」は他にない。

最高出力130psの1.5Lエンジンでも十分な軽快感があるが、欧州で設定されている最高出力184psの2.0Lエンジン搭載車には、より強固なサスペンション、強化ストラットブレース、リミテッド・スリップ・ディファレンシャルが装備される。

手動式ファブリックルーフは片手で数秒のうちに開閉でき、天候が悪化したときも簡単に閉めることができる。デザインは非常にシンプルだ。

より安心感と快適性を求めるなら、電動格納式ハードトップを装備した「RF」もあり、こちらは2.0Lエンジンが標準となる。どちらを選んでも、風と陽射しを目一杯に楽しめる。

軽く正確なコントロール、高い製造品質、ランニングコストの低さなど、使いやすさ・所有しやすさは一般的な乗用車と変わらない。居住空間は小さく、トランクはわずか150Lしかないが、週末のドライブを楽しむには十分だ。毎日の通勤が苦にならないほどの快適さも備えている。特に太陽が照っているときは最高だ。

記事に関わった人々

  • マット・ソーンダース

    Matt Saunders

    英国編集部ロードテスト・エディター
  • 林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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