2024年版 平凡な毎日を変えてくれる最高のオープンカー 10選 風との一体感を楽しめる「相棒」
公開 : 2024.04.06 18:05
4. マセラティMC20チェロ
長所:美しいデザイン、ごつごつした道でも快適に走る、肩の力を抜いて運転できる
短所:ミドエンジンのイタリアン・スポーツカーとしては少々刺激に欠ける
ミドエンジンの「スパイダー」は、長い間、ボディ剛性と引き換えにステータス性を手に入れてきた。しかし、マセラティMC20のようなカーボンファイバー製チューブのスーパーカーが、そうした状況を一変させつつある。
MC20チェロがオープンカーに適している理由は、それだけではない。ミドエンジン・スポーツカーの中でも比較的しなやかな乗り心地と軽いタッチを持つグランドツアラーなのだ。
驚くほど穏やかなサスペンション、流れるようなステアリングフィール、低速域でもよく反応するV6ターボを備えており、力む必要がない。
ルーフを取り払えば、より豊かなグルーヴと、チューニングが促すゆったりとしたツーリング・モードで、このクルマの魅力をシンプルに楽しむことができる。
ルーフ自体は折りたたみ式の金属パネルで、フォトクロミック・ガラスパネルが内蔵されている。そのため、普遍的なファブリックルーフとは異なり、クローズでも外の世界を楽しめる。
5. BMW 4シリーズ・カブリオレ
長所:4人乗りの使い勝手の良さ、高い洗練性、ドライビングの魅力
短所:エクステリアデザインは賛否両論ある
最新世代のBMW 4シリーズは、当初2ドア・クーペ、2021年にコンバーチブルが登場した。軽いファブリックルーフを採用したが、ボディ補強のためクーペより150kg重くなっている。
大きなラジエーターグリルのデザインが物議を醸しているが、これについては各自の好みを尊重したい。写真や動画で見たときと、間近に実車を見たときの印象は異なる。
4シリーズ・コンバーチブルは、広さを追求した4人乗りのカブリオレだ。上位モデルには四輪駆動のM4コンペティションやM440i xドライブがあり、スポーツ性とドライビング・エクスペリエンスを存分に味わえる。
静粛性と快適性は非常に高い。ルーフと窓を閉めると、乗員同士の会話が簡単にできるような空間となる。ただし、洗練性を求めるなら一部のランフラットタイヤ装着車は避けたほうがよいだろう。
ドライビングの魅力も以前より高まったほか、インテリアの質感も飛躍的に向上した。4シリーズ・カブリオレは非常に完成度の高いオープンカーであり、フロントエンドの外観は別として、誰にでもおすすめできる1台だ。
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