V6ツインターボで550馬力 高性能オープンカー登場 マセラティ新型グランカブリオ、欧州で発表

公開 : 2024.03.05 18:05

マセラティが新型の4シーター・オープンモデル「グランカブリオ」を欧州で発表。上位のトロフェオ仕様では最高出力550psの3.0L V6ツインターボエンジンを搭載する。今年後半にはバッテリーEV仕様も登場予定。

新世代のグランカブリオ まずはトロフェオ仕様から

イタリアの自動車メーカーであるマセラティは2月29日、新型グランカブリオを欧州で公開した。

グラントゥーリズモのカブリオレ版であり、クーペルーフを電動格納式ファブリックルーフに変更している。ルーフは50km/hまでの車速で約14秒で開閉可能だ。

マセラティ・グランカブリオ・トロフェオ
マセラティ・グランカブリオ・トロフェオ    マセラティ

乗員の首周りを温めるネックウォーマーが標準装備され、3段階の温度調整ができる。風の乱流を軽減するウィンドディフレクター(手動式)はオプション設定となる。

現時点では最上位の「トロフェオ」仕様が公開されている。3.0L V6ツインターボエンジンを搭載し、最高出力550psを発生する四輪駆動モデルだ。

性能詳細は明らかではないが、クーペのグラントゥーリズモでは0-100km/h加速3.5秒、最高速度320km/hとされる。グランカブリオでは若干の低下が予想されるが、ほとんど遜色ないものとなるだろう。

「フォルゴーレ」と名付けられた最高出力760psのバッテリーEV仕様も、今年後半に登場する予定だ。

グランカブリオ・トロフェオの英国価格は16万9500ポンド(約3230万円)から。

記事に関わった人々

  • 執筆

    チャーリー・マーティン

    Charlie Martin

    英国編集部ビジネス担当記者。英ウィンチェスター大学で歴史を学び、20世紀の欧州におけるモビリティを専門に研究していた。2022年にAUTOCARに参加。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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