スコダ・オクタビア・スカウト2.0TDI 150 4×4
公開 : 2014.11.29 23:40 更新 : 2017.05.29 18:40
■どんなクルマ?
2台持ちが許されるならば、私はこのクルマを足車として買う。
最初にそう断言したこのクルマは、ノーマルのオクタビアの車高を31mmr高め、アンダーボディ・プロテクターをつけ、外装を男らしくしたモデルだ。あえてカテゴリー分けをするならば、ライトSUVといったところだろうか。
■どんな感じ?
驚くほどのことではないが、至るところがオクタビア・エステートのそれと同じだ。
内装にはスカウトであることを強調するバッジが見受けられるものの、エステートで取り上げた長所はすべて受け継がれている。フロントやリアの広大なスペースや、だだっ広いトランク(すべてフラットになる)などのことである。したがって素材の選び方にも好感が持てるし、ドライビング・ポジションやエルゴノミクスも良好。堅固な印象が与えてくれる安心感もある。
150psを発生する2.0ℓターボディーゼル・エンジン(テスト車両)には6速マニュアル・ギアボックスが組み合わされる一方で、184ps版にはデュアル-クラッチ・オートマティックが組み合わされる。
どちらのユニットにもハルデックス電子4WDシステムが組みあわされ、通常時はフロントに優先的に出力をあたえる。
ガソリン・エンジンは用意されておらず、これこそが思慮深いスコダの下した結論だ。