テスラ・モデル3 詳細データテスト 静粛性と質感は向上 やはり硬めの乗り心地 使い勝手はやや後退

公開 : 2024.03.16 20:25  更新 : 2024.03.26 20:35

使い勝手 ★★★★★★★★☆☆

インフォテインメント

2017年当時、15.4インチのディスプレイはおかしなくらい大きく見えたが、いまではそこまで不自然なものとは思えなくなった。

最新型は枠が細くなってよりエレガントな見た目になり、ディスプレイは明るくなった。コンピューターもアップグレードし、システムのレスポンスはきわめていい。競合車のシステムと違って、2度タップしたり、機能やメニューへのアクセスに待ち時間があったりはしない。

すっかり見慣れた大画面はフレームが細くなり、表示はより鮮明になった。
すっかり見慣れた大画面はフレームが細くなり、表示はより鮮明になった。    MAX EDLESTON

全体的に、レイアウトはロジカルでわかりやすい。これは、ワイパーから空調まで、ほとんどの操作系がディスプレイに統合されていることを考えれば、ありがたい話だ。

Apple CarPlayやAndroid Autoはあいかわらず非搭載だが、SpotifyやApple Musicといったアプリは標準装備。ドライバーをモニターするカメラでZoomを使うこともできる。

左右フロントシートの間には、後席からアクセスできる8.0インチのタッチ画面も追加。空調やマルチメディアの操作が可能だ。さらに、65WのUSB−Cポートが2口備わり、スマートフォンやラップトップの急速充電に対応する。

燈火類

2024年モデルで、LEDマトリックス機能付きのアダプティブヘッドライトが搭載された。

ステアリングとペダル

ペダル配置は良好。ステアリングホイールは胸元までしっかり引きつけられる。その点で不満はない。

記事に関わった人々

  • 執筆

    リチャード・レーン

    Richard Lane

    英国編集部ライター
  • 執筆

    マット・ソーンダース

    Matt Saunders

    英国編集部ロードテスト・エディター
  • 撮影

    マックス・エドレストン

    Max Edleston

    英国編集部フォトグラファー
  • 翻訳

    関耕一郎

    Kouichiro Seki

    1975年生まれ。20世紀末から自動車誌編集に携わり「AUTOCAR JAPAN」にも参加。その後はスポーツ/サブカルチャー/グルメ/美容など節操なく執筆や編集を経験するも結局は自動車ライターに落ち着く。目下の悩みは、折り込みチラシやファミレスのメニューにも無意識で誤植を探してしまう職業病。至福の空間は、いいクルマの運転席と台所と釣り場。

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