テスラ・モデル3 詳細データテスト 静粛性と質感は向上 やはり硬めの乗り心地 使い勝手はやや後退
公開 : 2024.03.16 20:25 更新 : 2024.03.26 20:35
購入と維持 ★★★★★★★★☆☆
2017年の登場時、公称の航続距離はスタンダードレンジが409km、ロングレンジが560kmだった。時を経て、改良版は554〜629kmまで伸びた。
では、リアルな数字はどうだろう。高速道路での電費は6.4km/kWhだから、ツーリング可能距離は480km強、平均は6.0km/kWhなので日常使いでは446kmと言ったところだ。ほかを圧倒するほどではないが、この価格帯では上位に位置することに変わりはない。
ナビは、充電量を考慮してテスラのスーパーチャージャーへの案内を含めたルート案内を行う。とはいえ、サードパーティの充電網も使用できるのはモデル3の強みである。
マイナーチェンジモデルの価格は3万9990ポンド(約756万円)からで、ライバルが割高に見える。とはいえ、ボディカラーをブルーやブラックにすれば1300ポンド(約25万円)、19インチホイールは1500ポンド(約28万円)ホワイトインテリアは1100ポンド(約21万円)と、オプション価格が上乗せされる。
注意すべきは6800ポンド(約129万円)のフル自動運転対応だ。英国の法制が許す範囲内でのテストでも、作動は不安定だった。