テスラ・モデル3 詳細データテスト 静粛性と質感は向上 やはり硬めの乗り心地 使い勝手はやや後退

公開 : 2024.03.16 20:25  更新 : 2024.03.26 20:35

スペック

マイナーチェンジ版のモデル3は、基本構造は2017年登場モデルとほぼ同じだ。EV専用設計で、バッテリーは床下へきれいに収まっている。

フロントサスはダブルウィッシュボーン、前後重量配分は実測で完璧に50;50の等分。これらがアジリティやスロットルでのアジャスト性をもたらしている。

パワーユニット

マイナーチェンジ版のモデル3は、基本構造は2017年登場モデルとほぼ同じ。フロントサスはダブルウィッシュボーン、前後重量配分は実測で完璧に50;50の等分だ。
マイナーチェンジ版のモデル3は、基本構造は2017年登場モデルとほぼ同じ。フロントサスはダブルウィッシュボーン、前後重量配分は実測で完璧に50;50の等分だ。

駆動方式:前後横置き四輪駆動
形式:前・非同期式電動機/後・永久磁石同期式電動機
駆動用バッテリー:リチウムイオン(ニッケル・マンガン・コバルト)・345V・78.1/75.0kWh(グロス値/ネット値)
総合最高出力:498ps/-rpm(推定)
総合最大トルク:50.3kg-m/-rpm(推定)
最大エネルギー回生性能:75kW(推定)
許容回転数:-rpm
馬力荷重比:271ps/t(推定)
トルク荷重比:27.4kg-m/t(推定)

ボディ/シャシー

全長:4720mm
ホイールベース:2875mm
オーバーハング(前):868mm
オーバーハング(後):977mm

全幅(ミラー含む):2090mm
全幅(両ドア開き):3700mm

全高:1440mm
全高:(トランクリッド開き):1940mm

足元長さ(前):最大1120mm
足元長さ(後):710mm
座面~天井(前):最大810mm
座面~天井(後):900mm

積載容量:前・88/後・594L

構造:スティール/アルミモノコック
車両重量:1840kg(公称値)/1846kg(実測値)
抗力係数:0.22
ホイール前・後:8.5×18
タイヤ前・後:235/45 R18 98V
ミシュランEプライマシー
スペアタイヤ:なし(パンク修理キット)

変速機

形式:1速リダクションギア
ギア比
リダクション比:9.03:1 
1000rpm時車速:14.0km/h
113km/h/129km/h時モーター回転数:8073rpm/9226rpm

電力消費率

AUTOCAR実測値:消費率
総平均:6.0km/kWh
ツーリング:6.4km/kWh
動力性能計測時:1.8km/kWh

メーカー公表値:消費率
低速(市街地):-km/kWh
中速(郊外):-km/kWh
高速(高速道路):-km/kWh
超高速:-km/kWh
混合:7.1km/kWh

公称航続距離:629km
テスト時航続距離:446km
CO2排出量:0g/km

サスペンション

前:ダブルウィッシュボーン/コイルスプリング、スタビライザー
後:マルチリンク/コイルスプリング

ステアリング

形式:電動機械式、ラック&ピニオン、アクティブ四輪操舵
ロック・トゥ・ロック:2.1回転
最小回転直径:11.7m

ブレーキ

前:320mm通気冷却式ディスク
後:335mm通気冷却式ディスク
制御装置:ABS
ハンドブレーキ:自動式

静粛性

アイドリング:-dBA
全開走行時(145km/h):68dBA
48km/h走行時:56dBA
80km/h走行時:62dBA
113km/h走行時:66dBA

安全装備

TC/ESP/AEB/OAA/FCW/LDA/ELDA/BSA
Euro N CAP:5つ星
乗員保護性能:成人96%/子供86%
交通弱者保護性能:74%
安全補助装置性能:94%

発進加速

テスト条件:乾燥路面/気温10℃
0-30マイル/時(48km/h):2.1秒
0-40(64):2.8秒
0-50(80):3.5秒
0-60(97):4.4秒
0-70(113):5.5秒
0-80(129):6.8秒
0-90(145):8.4秒
0-100(161):10.4秒
0-110(177):12,7秒
0-120(193):15.7秒
0-402m発進加速:12.9秒(到達速度:178.6km/h)
0-1000m発進加速:23.9秒(到達速度:201.2km/h)

ライバルの発進加速

ライバルの発進加速
BMW i4 M50(2022年)
テスト条件:湿潤路面/気温5℃
0-30マイル/時(48km/h):2.0秒
0-40(64):2.7秒
0-50(80):3.4秒
0-60(97):4.1秒
0-70(113):5.1秒
0-80(129):6.2秒
0-90(145):7.6秒
0-100(161):9.1秒
0-110(177):11.0秒
0-120(193):13.2秒
0-402m発進加速:12.5秒(到達速度:188.1km/h)
0-1000m発進加速:-秒(到達速度:-km/h)

キックダウン加速

20-40mph(32-64km/h):1.4秒

30-50(48-80):1.4秒

40-60(64-97):1.7秒

50-70(80-113):2.0秒

60-80(97-129):2.4秒

70-90(113-145):2.9秒

80-100(129-161):3.6秒

90-110(145-177):4.3秒

100-120(161-193):5.4秒

制動距離

テスト条件:乾燥路面/気温10℃
30-0マイル/時(48km/h):8.6m
50-0マイル/時(80km/h):33.7m
70-0マイル/時(113km/h):46.2m
60-0マイル/時(97km/h)制動時間:2.78秒

ライバルの制動距離

BMW i4 M50(2022年)
テスト条件:湿潤路面/気温5℃
30-0マイル/時(48km/h):10.8m
50-0マイル/時(80km/h):30.1m
70-0マイル/時(113km/h):61.4m

記事に関わった人々

  • 執筆

    リチャード・レーン

    Richard Lane

    英国編集部ライター
  • 執筆

    マット・ソーンダース

    Matt Saunders

    英国編集部ロードテスト・エディター
  • 撮影

    マックス・エドレストン

    Max Edleston

    英国編集部フォトグラファー
  • 翻訳

    関耕一郎

    Kouichiro Seki

    1975年生まれ。20世紀末から自動車誌編集に携わり「AUTOCAR JAPAN」にも参加。その後はスポーツ/サブカルチャー/グルメ/美容など節操なく執筆や編集を経験するも結局は自動車ライターに落ち着く。目下の悩みは、折り込みチラシやファミレスのメニューにも無意識で誤植を探してしまう職業病。至福の空間は、いいクルマの運転席と台所と釣り場。

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