2024年版 世界で注目されるプラグインハイブリッドSUV 10選 走りと機能性に富んだPHEV

公開 : 2024.03.30 18:05

9. ボルボXC60

長所:十分な電気航続距離、落ち着いたキャラクター、魅力的なインテリア、高い汎用性
短所:「T8」バージョンは高価、ドライビングの魅力には欠ける

XC60のPHEVモデルは、18.8kWhバッテリーを採用し、電気航続距離は80km弱とされる。静かでリラックスした走りが可能になるだけでなく、燃料代もある程度節約できる。

9. ボルボXC60
9. ボルボXC60

合計出力400psを発揮するフラッグシップのXC60 T8もあるが、残念ながらかなり高価である。ベターなのはT6で、BMW X3などが狙っているコーナリング性能よりも、快適なクルージングを優先したモデルである。基本的なパワートレイン構成は上位グレードと変わらないので、洗練性は非常に高い。

XC60は適度な価格設定と十分な広さ、そして高級感を兼ね備えている。売れ筋となるのも不思議ではない。

10. キア・ソレント

長所:手頃な価格設定、ハンサムな外観、7人乗りの実用性
短所:電気航続距離が短い、サスペンションが柔らかすぎる

キア・ソレントは、数少ない7人乗りPHEVの1つであり、キアらしく手頃な価格設定が特徴的だ。家族連れで節約志向のドライバーにとっては、これがちょうどいいのかもしれない。

10. キア・ソレント
10. キア・ソレント

1.6Lターボガソリンエンジンと電気モーター、13.8kWhバッテリーを使用し、電気航続距離は55km以上とされる。走行性能は良好で、気合の入ったドライビングは難しいものの、安定感のある走りを見せてくれる。

エントリーグレードでも標準装備が充実しているほか、インテリアも実に広い。内装材の質感は欧州のライバル車には及ばないが、実用性の高さは群を抜いている。3列目シートに大人がゆったりと座れる7人乗りSUV(しかもPHEV)は、そう多くはない。

記事に関わった人々

  • マット・ソーンダース

    Matt Saunders

    英国編集部ロードテスト・エディター
  • 林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

関連テーマ

おすすめ記事

 

人気記事