ジャガー、電動パワステに不具合か 英国で報告多数 オーナーから不満噴出

公開 : 2024.03.18 06:25

不具合については調査中 リコールの可能性は?

JLRの広報担当者は取材に対し、ウッドワードさんの件についてはコメントを避けたが、「車両故障の疑いに関するすべての主張を徹底的に調査しています」と語った。

また、ステアリングの問題に関しては、DVSA(英国自動車基準当局)と協力しているという。DVSAの判断によっては、英国内でリコールに発展する可能性もある。

ジャガーFペイスSVR
ジャガーFペイスSVR

一方、JLRは部品の遅れに関して次のようにコメントしている。

「一時的な部品の遅れを迅速に解決するため、物流パートナーであるユニパート・ロジスティクス社と協力しています。部品の供給レベルが目標に近づき、バックオーダーが大幅に減少していることからも明らかなように、当社は前向きに前進しています」

「このペースを維持し、一刻も早く通常のサービスを再開することが優先事項です。その一方で、お客様の移動を守るため、移動の選択肢を増やしています」

この声明が出された後、ウッドワードさんから弊誌に連絡があった。JLRから突然、ウッドワードさんのFペイスを診断中であり、新しいステアリン・グラックが必要であれば無償で取り付けると告げられたという。

新しい部品がいつ届けられるかはまだわからないが、すぐに代車を用意するとのことだった。

「驚きと喜びでいっぱいです」とウッドワードさん。「新しい部品が届いたとしても、同じ問題が起きないことを願うばかりです」

記事に関わった人々

  • 執筆

    ジョン・エバンス

    John Evans

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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