同額ならどっち選ぶ? ポルシェ・タイカン・ターボGT/タイカン・ターボGTヴァイザッハパッケージ

公開 : 2024.03.19 17:45  更新 : 2024.03.19 22:13

ターボシリーズの差別化は?

ターボナイトを使用するタイカン・ターボとタイカン・ターボSはシリーズの他のモデルと差別化されており、タイカン・ターボGTはさらにレーシングな雰囲気を備えるとポルシェは語る。

両モデルとも、フロントボンネットと軽量アロイホイールのハブカバーにポルシェカラークレストがあしらわれており、リアリッドの「ターボGT」ロゴはマットブラック塗装である。

ポルシェ・タイカン・ターボGTとタイカン・ターボGTヴァイザッハパッケージの予約受注開始
ポルシェ・タイカン・ターボGTとタイカン・ターボGTヴァイザッハパッケージの予約受注開始

エクステリアカラーは全6色で、新色のペールブルーメタリックとパープルスカイメタリックが含まれ、この2色は1年間タイカンターボGT専用となる。

ポルシェエクスクルーシブマニュファクチャーが提供する広範なペイントトゥサンプルプログラムは、カスタマイズオプションを拡張し、ドア下部とフロントボンネットには、ヴォルトブルーまたはマットブラック/ハイグロスブラックの「タイカン」ロゴ入りデカールが用意される。

フルバケットシートを標準装備し、スポーティーな雰囲気を演出:インテリア

スポーティーなレース・テックスとブラックレザーのトリム、カーボン織り仕上げ(ハイグロス)の軽量フルバケットシートが標準装備される。フロントアダプティブスポーツシートプラス(18ウェイ電動調整機能とメモリーパッケージ付)は、オプション(追加料金なし)で注文可能だ。

フロントヘッドレストには「ターボGT」ロゴが刺繍され、クライメートコントロールパネルの下には各モデルのロゴ入りバッジが付く。ヴォルトブルーまたはGTシルバーのコントラストカラーを基調としたエクスクルーシブインテリア装備も要望に応じて利用可能となる。

GTスポーツステアリングホイールは、リムがブラックのレース・テックスで覆われ、12時位置にマーキングが付く。タイカン・ターボGTには、タイカン・ターボSのスポーツクロノパッケージが採用されている。

サーキットでのパフォーマンスのために設計:タイカン・ターボGTヴァイザッハパッケージ

タイカン・ターボGTヴァイザッハパッケージは、そのポジショニングがさらに研ぎ澄まされている。エアロダイナミクスと軽量設計をさらに追求したこのモデルは、パフォーマンスをさらに重視して設計された。

タイカン・ターボGTのヴァイザッハパッケージ仕様車は、静止状態から100km/hまで2.2秒で加速し、同様にパワフルなタイカン・ターボGTを0.1秒上回り、最高速度は305km/h(ターボGT:290km/h)に達する。

エアロダイナミクス装備には、アンダーボディのエアディフレクターエレメントと新しいフロントディフューザーが追加された。ヴァイザッハパッケージ装着車両のリアボディには、ウイングサポートを固定したカーボン織仕上げの固定式リアウイングが装備される。

ダウンフォースの総量は最大220kgとなり、リアウイングの両サイドにはヴァイザッハパッケージのロゴが取り付けられる。要望に応じて、ヴォルトブルー、ブラック、マットブラックのストライプラップも利用可能であり、これはモータースポーツに特化したモデルであることをさらに強調し、ストライプのデザインは、ブラックのデカールセットと組み合わせることができる。

サーキット走行に必要のない装備をすべて取り外すことで、ヴァイザッハパッケージを装備していないタイカンターボGTと比較して約70kgの軽量化を実現した。運転席および助手席シートシェルの後部は、収納コンパートメントを備えたテーラーメイド高品質軽量カーボンクラッディングが通常のリアシートシステムの代わりに装備されるという。

メーターパネルに通常装備されるスポーツクロノパッケージのアナログ時計や、フットマットとトランクマットも削除され、断熱材の使用量も低減された。

特別な防音断熱ガラスとサウンドパッケージプラスも軽量化に寄与し、リアスピーカーなしのサウンドパッケージプラスが、ボーズ・サラウンドサウンドシステムの代わりに装備される。

ブラックのレース・テックスを使用したGTインテリアパッケージは標準装備となる。助手席側にはヴァイザッハパッケージのロゴ入りバッジが付き、タイカンターボGTのヴァイザッハパッケージ仕様車には、ヴォルトブルーとGTシルバーのインテリアパッケージも用意されており、それぞれの色のコントラストステッチが特徴をさらに際立たせる。

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR JAPAN

    Autocar Japan

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の日本版。

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