限定車続報 待たせたなWRCファン 進化したGRヤリスと「選手監修の特別仕様車」 価格と購入詳細

公開 : 2024.03.21 13:30

トヨタ・ガズー・レーシングは8速ATを追加設定し、ドラポジを見直すなど「ドライバーファーストのクルマづくり」で更に進化したGRヤリス発売予告を行い、加えて「選手監修の特別仕様車」抽選受付を開始しました。

ドライバーファーストのクルマづくり

トヨタ・ガズー・レーシング(以下、TGR)は、進化したGRヤリスを4月8日に全国のトヨタ車両販売店を通じて発売すると発表した。

また本日3月21日、進化したGRヤリスをベースとし、TGRワールド・ラリー・チーム(以下、TGR-WRT)所属選手が監修した特別仕様車「GRヤリス RZハイ・パフォーマンス・セバスチャン・オジェ・エディション」(以下、オジェ・エディション)および「GRヤリス RZハイ・パフォーマンス・カッレ・ロバンペラ・エディション」(以下、ロバンペラ・エディション)の抽選申込受付を、全国のGRガレージ店頭にてそれぞれ100台の台数限定で開始する。

モータースポーツを起点としたもっといいクルマづくり

2024年FIA世界ラリー選手権第1戦ラリー・モンテカルロにおいて世界初披露
2024年FIA世界ラリー選手権第1戦ラリー・モンテカルロにおいて世界初披露

TGRは、2020年の初代GRヤリス発売以降も、様々なモータースポーツへの参戦を継続。

極限の環境で「壊しては直す」を繰り返し、プロドライバーや評価ドライバー、マスタードライバーのモリゾウこと会長の豊田などからのフィードバックを反映する「ドライバーファーストのクルマづくり」を実施してきたと語る。

今回は、車両を限界まで追い込んでくれたドライバーへ「壊してくれてありがとう」を合言葉に、失敗しながらチャレンジし、パワーユニットはもちろん、ボディや内外装などにも意見を反映し、車両性能を総合的に向上させたとアナウンスしている。

進化したGRヤリスと「所属選手監修の特別仕様車」

進化したGRヤリスの主な特徴

「より多くの方に走る楽しさを提供し、モータースポーツの裾野を広げたい」というモリゾウの想いの下「幅広いドライバーが
スポーツ走行を楽しめ、レースでMTと同等に戦えるAT」を目指し開発した8速ATの「ガズー・レーシング・ダイレクト・オートマティックトランスミッション(以下、GR-DAT)」を追加設定。

加えて、コックピットを「高い運動性能を実現するための重要な要素」として捉え、プロドライバーとともに「ドライバーファーストなコックピット」を追求した。

GRヤリス RZハイパフォーマンス「オジェ・エディション」
GRヤリス RZハイパフォーマンス「オジェ・エディション」

ドライビングポジションを見直すとともに、スーパー耐久シリーズ参戦車および全日本ラリー参戦車をモチーフに、操作パネル・ディスプレイをドライバー側へ15度傾けて設置したほか、ハーネスで体をシートに固定した状態でも使いやすいスイッチ配置とするなど、視認性と操作性を磨き上げたと述べた。

進化したGRヤリスの特別仕様車「オジェ・エディション」/「ロバンペラ・エディション」の主な特徴

「ラリーの現場でクルマを鍛え、成長させてくれるドライバー、その機会を与えてくださるすべてのチーム、主催者を含む関係
者の皆様、そして、ファンの皆様へ敬意と感謝を伝えたい」というモリゾウの想いの下で開発された。

2024年FIA世界ラリー選手権第1戦ラリー・モンテカルロにおいて世界初披露され、オジェ・エディションに新規色の「マットステルスグレー」を、ロバンペラ・エディションは「三色塗装」をそれぞれ採用し「三色塗装」にはロバンペラ選手の友人のデザイナーによるデザインを採用。

カッティングシートなどは使用せず、塗装のみで三色の塗り分けにチャレンジしたという。また、各ドライバーの好みに合わせた走りを実現すべく、本モデル専用の四駆制御モードを開発している。標準車両の「グラベル」/「トラック」と置き換える形で、それぞれ2モードずつ専用制御を設定した。

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR JAPAN

    Autocar Japan

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の日本版。

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