キア・ソウル 1.6 CRDi マックス

公開 : 2014.12.03 23:30  更新 : 2021.03.05 21:37

■どんなクルマ?

日産ジュークスコダ・イエティ、ヴォグゾールモッカに対する韓国からの刺客、キア・ソウルの最上級モデルをテストする。

トップ・グレードを示す ’マックス’ の英国における2015年の販売台数は、わずか400台程度というのがキアの予測。ターゲットとなる層は、今年の初旬にテストしたコネクト・プラスの代わりに、マックスを購入することが見込まれている。

マックスにはディーゼルとガソリン・エンジンの2種類が用意され、前者は£21,550(402万円)、後者は£19,950(372万円)となる。この価格にはレザー内装や部分的にデジタルの計器類、パノラミック・ガラス・サンルーフ、キーレス・エントリー、18インチ・アロイ・ホイールが含まれる。

■どんな感じ?

乗り心地は我慢ならないくらい硬く、大径ホイールの影響で路面のバンプや凹みを直接的にキャビンに伝えてくる。ステアリングは良質なフィールをまったく欠いているが、重みは適切。3つのセッティングのうち ’スポーツ’ に変更すると更に抵抗が大きくなるが、ドライビング体験を向上するには至ってはいない。ただし128psのエンジンは力強い。

乗った際の印象は、既にテスト済みのものと変わりないのでこれくらいに留めておいて、それよりもマックス・グレードのスペックに焦点を当てていきたいと思う。

内装はマックス専用で、第一印象は良好。多くの部分はレザーに覆われ、それ以外は柔らかい手触りのプラスティック製パーツでまとめられる。対照的な色合いのステッチもまた、キャビンの雰囲気を高めるに一役買っている。各ボタンの押し心地も悪くなく、コネクト・プラスと同様にマックスの標準装備も豊富だ。

一部がデジタルになったインスツルメントの使い勝手も良く、下位グレードとの視覚的な差別化にもなっている。ここには走行距離やエコノミーなどのたくさんの情報を表示し、それぞれの視認性もいいが、デジタル・スピードメーターをオプションで追加するのもおすすめする。

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