アウディ「新時代の幕開け」 新型Q6 eトロン発表 517馬力の高級SUVはすべてが新しかった

公開 : 2024.03.21 06:05

記者の視点:EV 2.0へようこそ

アウディQ6 eトロンは、同社3台目の電動SUVだ。だからといって、これまでと同じ内容というわけでは決してない。プラットフォームを共通化するポルシェ・マカンと並び、フォルクスワーゲン・グループによる新世代のEVの幕開けを意味するからだ。

Q8 eトロンは内燃エンジン車用プラットフォームの改良版を、Q4 eトロンは拡張性の高いMEBを使用している。しかし、PPEはアウディとポルシェがEV向けに特別に開発したもので、電子システムとソフトウェアに焦点を当てた設計となっている。多くの点で、Q6 eトロンはまっさらな状態から開発された初めてのアウディEVということになる。

アウディQ6 eトロン
アウディQ6 eトロン    アウディ

PPEの鍵は柔軟性である。ソフトウェアとコンピューターに焦点を当てることで、無線アップデート(あまり歓迎されない動きだが、有料機能が増える可能性もある)と開発の迅速化が可能になる。それはまた、方向転換の時でもある。アウディのような企業は現在、電気技術に関する多くの知識を持っており、それを使って何ができるかを示す時なのだ。

記事に関わった人々

  • 執筆

    ジェームス・アトウッド

    James Attwood

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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