アウディ「新時代の幕開け」 新型Q6 eトロン発表 517馬力の高級SUVはすべてが新しかった
公開 : 2024.03.21 06:05
記者の視点:EV 2.0へようこそ
アウディQ6 eトロンは、同社3台目の電動SUVだ。だからといって、これまでと同じ内容というわけでは決してない。プラットフォームを共通化するポルシェ・マカンと並び、フォルクスワーゲン・グループによる新世代のEVの幕開けを意味するからだ。
Q8 eトロンは内燃エンジン車用プラットフォームの改良版を、Q4 eトロンは拡張性の高いMEBを使用している。しかし、PPEはアウディとポルシェがEV向けに特別に開発したもので、電子システムとソフトウェアに焦点を当てた設計となっている。多くの点で、Q6 eトロンはまっさらな状態から開発された初めてのアウディEVということになる。
PPEの鍵は柔軟性である。ソフトウェアとコンピューターに焦点を当てることで、無線アップデート(あまり歓迎されない動きだが、有料機能が増える可能性もある)と開発の迅速化が可能になる。それはまた、方向転換の時でもある。アウディのような企業は現在、電気技術に関する多くの知識を持っており、それを使って何ができるかを示す時なのだ。