ボルボS60ドライブ-Eコンセプト
公開 : 2014.12.04 23:50 更新 : 2017.05.29 19:51
この音がキャビンにも遠慮なく侵入してくるため、そういった類のクルマが好きな人ならば楽しめるかもしれないが、たとえば長い距離を走るなどのシチュエーションでは次第に疲れてくるかもしれない。
いつこのユニットが採用されるか、あるいはほんとうに製品化にこぎつけるのかというのは現時点ではまったく定かではなく、同時にビジネスとして成り立つのかもわからないのが現状だ。
というのも、非常に賢いユニットであるのは間違いないのだが、実際に採用するとなると価格が跳ね上がるのは目に見えているし、採用した場合、近い価格帯の6気筒エンジンを載せたライバルと肩を並べることができるとも、まだ断言しがたい。
まぁそんな議論は将来するとして、とにもかくにもボルボが過激なユニットをつくり上げたということを、ここでは高く評価したい。他のモデル同様の経済性とCO2エミッションを確保できさえすれば、猛々しいパフォーマンスカーづくりに大きな一歩を踏み出したことになる。
エンジンを小さくすることによって楽しさをスポイルしない、という意味合いにおいては、十分に注目に値するユニットであることは間違いない。