ラ フェラーリFXX Kを公開
公開 : 2014.12.04 22:50 更新 : 2021.03.05 18:51
フェラーリは1035psのパワーを持つラ フェラーリのサーキット専用モデル、FXX Kを公開した。
このモデルは、来年からアクションを起こす予定で、オーナーはフェラーリXXドライバーと呼ばれ、開発プログラムにも参加することとなる。
そのネーミングは、KERSから取られたものと予想され、エンジンの排気量は6.3ℓと標準的なラ フェラーリと変わりない。しかし、エンジンのパワーは72ps大きい847ps。これに190psのモーターが組み合わせられる。トルクは91.8kg-m以上ということだ。このパワー・アップには、新しいカムシャフト、バルブ・トレインの変更、リデザインされたインテーク・マニフォールド、油圧タペットなどが寄与している。
しかし、その詳細は、マクラーレンP1 GTR都との兼ね合いもあって正式には公開されていない。しかし、0-100km/hは3秒未満、トップ・スピードは350km/h以上であることは間違いない。
トランスミッションはラ フェラーリ同様、パドル・シフトによる7速デュアル・クラッチだ。
FXX Kは、全長が4896mm、全幅が2051mmと、ラ フェラーリよりも194mm長く、59mm幅広い。但し、1116mmの車高、そして2650mmのホイールベースには変更がない。重さについては、情報がないが、1345kgよりも軽くなっていると予想される。
スタイリングで注目されるのは、リアのスプリット・スポイラー、よりダウンフォース稼ぐリア・ディフューザー、フロント・スピリッターなど。フェラーリによればこれら負荷パーツにより、ダウンフォースはラ フェラーリよりも50%大きくなり、200km/h時で540kgのダウンフォースを発生するという。
インテリアは、レーシング・プリペアされており、贅沢な装備は排除されている。
タイヤはピレリPゼロのスリック・タイヤで、加速、温度、プレッシャー・センサーを備える。ブレーキは、カーボン・セラミックだ。
また、ドライバーがステアリング・ホイールにあるスイッチで、ABSのセッティングをコントロールすることが可能で、トラクション・コントロール、サイド・スリップ・アングル・コントロール、電子式ディファレンシャルを備える。
サスペンションは、ラ フェラーリのダブル・ウィッシュボーンから、マルチリンク式に変更されている。