メルセデス・ベンツEQS 詳細データテスト 望外の操縦性 SUVよりMPV的 シートの操作に不満 

公開 : 2024.03.30 20:25

スペック

レイアウト

EQS SUVのプラットフォームは、EQSやEQEと同じEVA2。大型バッテリーを核としたスケートボード式シャシーに、フロントが4リンク、リアが5リンクのサスペンションを備える。

エアサスペンションと後輪操舵は標準装備。前後重量配分は、実測で48:52だった。

パワーユニット

プラットフォームは、EQSやEQEと同じEVA2。サスペンションはフロントが4リンク、リアが5リンクで、エアスプリングと後輪操舵は標準装備だ。
プラットフォームは、EQSやEQEと同じEVA2。サスペンションはフロントが4リンク、リアが5リンクで、エアスプリングと後輪操舵は標準装備だ。

駆動方式:前後横置き四輪駆動
形式:非同期式電動機
駆動用バッテリー:リチウムイオン(ニッケル・マンガン・コバルト)・396V・108.4/-kWh(グロス値/ネット値)
総合最高出力:360ps/-rpm
総合最大トルク:81.6kg-m/-rpm
最大エネルギー回生性能:290kW
許容回転数:-rpm
馬力荷重比:132ps/t(推定)
トルク荷重比:29.9kg-m/t(推定)

ボディ/シャシー

全長:5125mm
ホイールベース:3210mm
オーバーハング(前):905mm
オーバーハング(後):1010mm

全幅(ミラー含む):2157mm
全幅(両ドア開き):3820mm

全高:1718mm
全高:(テールゲート開き):2200mm

足元長さ(1列目):最大1105mm
足元長さ(2列目):860mm
足元長さ(3列目):660mm
座面~天井(1列目):最大1030mm
座面~天井(2列目):1005mm
座面~天井(3列目):880mm

積載容量:195〜565〜2020L

構造:スティールモノコック
車両重量:2730kg(公称値)/2899kg(実測値)
抗力係数:0.26
ホイール前・後:9.5×21
タイヤ前・後:275/45 R21 110H
グッドイヤー・イーグルF1アシンメトリック5MO
スペアタイヤ:なし(パンク修理キット)

変速機

形式:1速リダクションギア
ギア比
リダクション比:- 
1000rpm時車速:-km/h
113km/h/129km/h時モーター回転数:-rpm/-rpm

電力消費率

AUTOCAR実測値:消費率
総平均:3.9km/kWh
ツーリング:3.9km/kWh
動力性能計測時:1.3km/kWh

メーカー公表値:消費率
低速(市街地):5.0km/kWh
中速(郊外):-km/kWh
高速(高速道路):4.3km/kWh
超高速:-km/kWh
混合:4.7km/kWh

公称航続距離:584〜589km
テスト時航続距離:426km
CO2排出量:0g/km

サスペンション

前:マルチリンク/エアスプリング、スタビライザー
後:マルチリンク/エアスプリング、スタビライザー

ステアリング

形式:電動機械式、ラック&ピニオン、アクティブ後輪操舵
ロック・トゥ・ロック:2.2回転
最小回転直径:11.0m

ブレーキ

前:400mm(推定)通気冷却式ディスク
後:360mm(推定)通気冷却式ディスク
制御装置:ABS
ハンドブレーキ:電動式(ステアリングホイール右側にスイッチ配置)

静粛性

アイドリング:-dBA
全開走行時(145km/h):73dBA
48km/h走行時:55dBA
80km/h走行時:60dBA
113km/h走行時:65dBA

安全装備

ABS/AEB(歩行者/自転車検知)/LKA/死角モニタリング/ドライバーモニタリング/速度超過警告
Euro N CAP:テスト未実施
乗員保護性能:成人-%/子供-%
交通弱者保護性能:-%
安全補助装置性能:-%

発進加速

テスト条件:乾燥路面/気温8℃
0-30マイル/時(48km/h):2.1秒
0-40(64):3.0秒
0-50(80):4.1秒
0-60(97):5.5秒
0-70(113):7.3秒
0-80(129):9.4秒
0-90(145):11.9秒
0-100(161):14.9秒
0-110(177):18.4秒
0-120(193):22.7秒
0-402m発進加速:14.2秒(到達速度:157.9km/h)
0-1000m発進加速:26.3秒(到達速度:202.8km/h)

ライバルの発進加速

ライバルの発進加速
キアEV9 GTラインS(2024年)
テスト条件:湿潤路面/気温12℃
0-30マイル/時(48km/h):2.0秒
0-40(64):2.8秒
0-50(80):3.8秒
0-60(97):5.1秒
0-70(113):6.6秒
0-80(129):8.5秒
0-90(145):10.9秒
0-100(161):13.8秒
0-110(177):17.4秒
0-120(193):22.5秒
0-402m発進加速:13.8秒(到達速度:161.4km/h)
0-1000m発進加速:25.5秒(到達速度:200.5km/h)

キックダウン加速

20-40mph(32-64km/h):1.6秒

30-50(48-80):2.0秒

40-60(64-97):2.6秒

50-70(80-113):3.2秒

60-80(97-129):3.9秒

70-90(113-145):4.6秒

80-100(129-161):5.5秒

90-110(145-177):6.5秒

100-120(161-193):7.9秒

110-130(177-209):12.2秒

制動距離

テスト条件:乾燥路面/気温8℃
30-0マイル/時(48km/h):8.1m
50-0マイル/時(80km/h):22.3m
70-0マイル/時(113km/h):45.3m
60-0マイル/時(97km/h)制動時間:2.41秒

ライバルの制動距離

キアEV9 GTラインS(2024年)
テスト条件:湿潤路面/気温12℃
30-0マイル/時(48km/h):9.0m
50-0マイル/時(80km/h):25.9m
70-0マイル/時(113km/h):52.1m

記事に関わった人々

  • 執筆

    イリヤ・バプラート

    Illya Verpraet

    英国編集部ライター
  • 執筆

    マット・ソーンダース

    Matt Saunders

    英国編集部ロードテスト・エディター
  • 撮影

    ジャック・ハリソン

    JACK HARRISON

    英国編集部フォトグラファー
  • 翻訳

    関耕一郎

    Kouichiro Seki

    1975年生まれ。20世紀末から自動車誌編集に携わり「AUTOCAR JAPAN」にも参加。その後はスポーツ/サブカルチャー/グルメ/美容など節操なく執筆や編集を経験するも結局は自動車ライターに落ち着く。目下の悩みは、折り込みチラシやファミレスのメニューにも無意識で誤植を探してしまう職業病。至福の空間は、いいクルマの運転席と台所と釣り場。

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