【5つの基本理念】 今後のマクラーレン・デザインは何処へ行くのか? デザイン方針への声明
公開 : 2024.03.31 07:05
マクラーレンのシグネチャーデザイン
これらのデザイン理念は、マクラーレンのモータースポーツにおける豊かな歴史と、最先端のハイパフォーマンスエンジニアリングによる賜物だという。
フラットで低いノーズ。これは、マクラーレンMP4/4など、伝説的なレーサーにより大成功を収めたF1マシンに採用されていたサイド・エアインテークからのインスピレーションだ。
このデザイン・エレメントは、マクラーレンF1やそのLM、GTRモデルにも採用されており、フロント・バンパー、ヘッドライトの真下に配置された大型のエア・インテークや、マクラーレン750Sに採用されたインテーク一体型の「アイソケット」ヘッドライトが特徴的だという。
マクラーレンのシグネチャーデザインを決定づけるのは、パフォーマンス・ラインである。この象徴的なショルダーラインは、マクラーレンを象徴するカンナムレーサー、マクラーレンF1、マクラーレンP1のフォルムから直接インスパイアされたもので、フロントとリアのオーバーハングが短く、前傾姿勢のプロポーションになっている。
F1から導入され、すべてのマクラーレンモデルに受け継がれているリアビューデザイン、オープン・バック・エンドは、放熱機能ももったマクラーレンの特徴的なデザインであり、直線的なグラフィックと水平方向に配置されたデザインは、よりワイド感と車高を強調し、レーシングカーのようなコンパクトなプロポーションを実現する。
マクラーレンのレーシングDNAにインスパイアされた「ラップアラウンド」コックピットにより、ドライビングにのみ集中することができ、スタイリッシュなインテリアデザインと、良好な前方視界のおかげで、圧迫感を感じることもないと語っている。