アバルト新型 “クロスオーバー” 公開! 過激エアロで武装「600e」は市販最強240馬力

公開 : 2024.04.01 18:05

アバルトが新型EV「600e」の新たな写真を公開。アグレッシブなエアロ装備のリアエンドとスポーティな仕上げのインテリアが確認された。

アバルト初の電動クロスオーバー

イタリアの自動車ブランドであるアバルトは、創立75周年記念の一環として、新型EV「600e」の新しい写真を公開した。

アバルト600eは、フィアット600eをベースとする高性能モデルであり、アバルトの2台目の量産EVとなる。2月に初公開されたが、今回の新しい写真では、アグレッシブなスタイリングや派手なパープルの塗装をよく見ることができる。

アバルト600e
アバルト600e    アバルト

これまではフロントとサイドしか確認されていなかったが、今回リアエンドの形状が明らかになった。大型のルーフスポイラーと、アバルトのサソリのロゴをあしらった大型ディフューザーが装着されている。

インテリアも初めて公開された。基本的にはベースとなったフィアットと同じだが、スポーティな味付けが随所に施され、パフォーマンスの高さをうかがわせる。

例えば、ダッシュボード上のアバルトのグラフィック、カラーステッチを添えたスポーツスタイルのシートなどが確認でき、アルカンターラ巻きのステアリングホイールにもサソリが描かれている。インフォテインメント・スクリーンにはアバルト専用のディスプレイとメニューが採用されている。

写真の鮮やかなボディカラーはヒプノティック・パープルという色で、発売記念の1949台限定の特別仕様車「スコーピオニッシマ」に設定される。

アバルト600eは最高出力240psのモーターをフロントアクスルに搭載する前輪駆動車であり、親会社ステランティスのe-CMP2プラットフォーム採用車としては最もパワフルなモデルとなる。

パワートレインの詳細は不明だが、フィアットと同じ51kWh(使用可能容量)のバッテリーを使用し、航続距離は300km前後になると予想される。

完全なワールドプレミアは今夏を予定している。

記事に関わった人々

  • 執筆

    フェリックス・ペイジ

    Felix Page

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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