フォルクスワーゲンID7 詳細データテスト クラス屈指の広さと快適さ 適度な走り 質感は価格相応

公開 : 2024.04.06 20:25  更新 : 2024.04.20 06:57

スペック

レイアウト

プラットフォームはID3やID4と同じMEBの基本設計を踏襲するが、ホイールベースは伸ばされている。サスペンションはフロントがマクファーソンストラット、リアが5リンクで、コイルスプリング仕様のみ。ダンパーはパッシブが標準で、オプションでアダプティブ仕様が用意される。

前後重量配分はほぼ公称値どおりで、48:52だった。

パワーユニット

プラットフォームはMEBのロングホイールベース版。サスペンションはコイルスプリング仕様のみで、アダプティブダンパーをオプション設定する。
プラットフォームはMEBのロングホイールベース版。サスペンションはコイルスプリング仕様のみで、アダプティブダンパーをオプション設定する。

駆動方式:リア横置き後輪駆動
形式:永久磁石同期式電動機
駆動用バッテリー:リチウムイオン(ニッケル・マンガン・コバルト)・400V・82.0/77.0kWh(グロス値/ネット値)
総合最高出力:286ps/-rpm
総合最大トルク:55.6kg-m/-rpm
最大エネルギー回生性能:-kW
許容回転数:-rpm
馬力荷重比:132ps/t
トルク荷重比:25.6kg-m/t

ボディ/シャシー

全長:4961mm
ホイールベース:2971mm
オーバーハング(前):907mm
オーバーハング(後):1088mm

全幅(ミラー含む):2100mm
全幅(両ドア開き):3820mm

全高:1536mm
全高:(テールゲート開き):2320mm

足元長さ(前席):最大1120mm
足元長さ(後席):800mm
座面~天井(前席):最大1060mm
座面~天井(後席):920mm

積載容量:532~1586L

構造:スティールモノコック
車両重量:2172kg(公称値)/2162kg(実測値)
抗力係数:0.23
ホイール前/後:8.5×20/9.5×20
タイヤ前/後:235/35 R20 100T/255/40 R20 101T
ピレリ・チンチュラートP7エレクト
スペアタイヤ:なし(パンク防止タイヤ)

変速機

形式:1速リダクションギア
ギア比
リダクション比:- 
1000rpm時車速:-km/h
113km/h/129km/h時モーター回転数:-rpm/-rpm

電力消費率

AUTOCAR実測値:消費率
総平均:5.0km/kWh
ツーリング:5.8km/kWh
動力性能計測時:1.6km/kWh

メーカー公表値:消費率
低速(市街地):-km/kWh
中速(郊外):-km/kWh
高速(高速道路):-km/kWh
超高速:-km/kWh
混合:7.1km/kWh

公称航続距離:616km
テスト時航続距離:385km(平均)/446km(ツーリング)
CO2排出量:0g/km

サスペンション

前:マクファーソンストラット/コイルスプリング、スタビライザー
後:マルチリンク/コイルスプリング、スタビライザー

ステアリング

形式:電動機械式、ラック&ピニオ
ロック・トゥ・ロック:2.5回転
最小回転直径:12.3m

ブレーキ

前:340mm通気冷却式ディスク
後:ドラム
制御装置:ABS
ハンドブレーキ:電動式(ステアリングコラムにスイッチ配置)

静粛性

アイドリング:-dBA
全開走行時(145km/h):69dBA
48km/h走行時:57dBA
80km/h走行時:63dBA
113km/h走行時:67dBA

安全装備

ESP/ABS/EBD/AEB/LKA
Euro N CAP:5つ星
乗員保護性能:成人95%/子供88%
交通弱者保護性能:83%
安全補助装置性能:80%

発進加速

テスト条件:乾燥路面/気温11℃
0-30マイル/時(48km/h):2.7秒
0-40(64):3.6秒
0-50(80):4.7秒
0-60(97):6.1秒
0-70(113):7.8秒
0-80(129):9.7秒
0-90(145):12.2秒
0-100(161):15.2秒
0-110(177):19.7秒
0-402m発進加速:14.6秒(到達速度:158.2km/h)
0-1000m発進加速:26.9秒(到達速度:180.9km/h)

ライバルの発進加速

ライバルの発進加速
ヒョンデ・アイオニック6 RWDアルティメット(2023年)
テスト条件:湿潤路面/気温12℃
0-30マイル/時(48km/h):3.2秒
0-40(64):4.3秒
0-50(80):5.6秒
0-60(97):7.3秒
0-70(113):9.4秒
0-80(129):11.9秒
0-90(145):15.2秒
0-100(161):19.6秒
0-110(177):25.3秒
0-402m発進加速:15.8秒(到達速度:147.4km/h)
0-1000m発進加速:28.6秒(到達速度:184.3km/h)

キックダウン加速

20-40mph(32-64km/h):1.9秒

30-50(48-80):2.1秒

40-60(64-97):2.5秒

50-70(80-113):3.0秒

60-80(97-129):3.7秒

70-90(113-145):4.5秒

80-100(129-161):5.4秒

90-110(145-177):7.5秒

制動距離

テスト条件:乾燥路面/気温11℃
30-0マイル/時(48km/h):8.4m
50-0マイル/時(80km/h):22.9m
70-0マイル/時(113km/h):44.9m
60-0マイル/時(97km/h)制動時間:2.75秒

ライバルの制動距離

ヒョンデ・アイオニック6 RWDアルティメット(2023年)
テスト条件:湿潤路面/気温12℃
30-0マイル/時(48km/h):12.0m
50-0マイル/時(80km/h):31.2m
70-0マイル/時(113km/h):60.1m

記事に関わった人々

  • 執筆

    リチャード・レーン

    Richard Lane

    英国編集部ライター
  • 執筆

    マット・ソーンダース

    Matt Saunders

    英国編集部ロードテスト・エディター
  • 撮影

    ジャック・ハリソン

    JACK HARRISON

    英国編集部フォトグラファー
  • 翻訳

    関耕一郎

    Kouichiro Seki

    1975年生まれ。20世紀末から自動車誌編集に携わり「AUTOCAR JAPAN」にも参加。その後はスポーツ/サブカルチャー/グルメ/美容など節操なく執筆や編集を経験するも結局は自動車ライターに落ち着く。目下の悩みは、折り込みチラシやファミレスのメニューにも無意識で誤植を探してしまう職業病。至福の空間は、いいクルマの運転席と台所と釣り場。

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