BMW5シリーズ 詳細データテスト 強心臓と洗練されたサスペンションを兼備 車体は大きくなりすぎ
公開 : 2024.04.13 20:25 更新 : 2024.04.20 04:54
快適性/静粛性 ★★★★★★★★★☆
以前にi5をテストした際には、テスト車がパッシブダンパーのeドライブ40で、過敏な乗り心地が弱点だとお伝えした。その点、今回の550e xドライブは異なっている。高速道路でも、可能とあればEVモードになるような日常使いのルートでも、すばらしく洗練された乗り心地だ。
なめらかだが弱々しさはなく、20インチホイールを履いていても、ひどいポットホールや路面の波打ちをキャビンに伝えてこないのはうれしい誤算だった。
車内騒音は、80km/hで62dBA、113km/hで66dBAとみごとな静粛性を示した。EVモードなら、さらに2dBA静かになる。
マイナス点は存在感の大きいA/B各ピラーで、交差点などでの視認性を妨げる。また、前席のコンフォートシートのサイドサポートが、タッチ画面を介してしか調整できない点にも不満が残った。